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優しい時間が流れる場所で| 人はすぐには変われないけど


こんにちは。

前回の記事が、たくさんの方に読んでもらえてビビっている私です。

もちろん嬉しいです。ありがとうございます。


これを機にフォローしてくださる方もいて、
通知が嬉しかったです。

ただ私、みなさんそうなのかな?、
記事を投稿するたびにフォローを外される方が一定数おられるので、
非常にドキドキしております。

思ったのと違ったらすみませんー!(笑)


ただひとつ。

カフェ開業のために
今のじぶんにできることを考えて
少しずつ行動へ移してみるなかで、

お菓子って本当に膨大な数ある中、
私はパティシエさんじゃないけれど
心を込めてお届けしたら
必ず刺さって受け取ってくれるだれかがいるんだなぁって。

このnoteの私のことばも、
こんなとりとめのない文章を
優しく拾ってくれるだれかがいて

そういう、
どこかに共感したとか応援したいとか励ましてやりたいとか、
そんなふうに刺さってくれる方へ届けばそれでいいんだ
って、少しずつ、思うことができ始めている。

これって、だいじなことだなぁって思う。


今回のお茶会も、それを教えてくれた体験になった。

当日のおやつプレート


去る12月16日、
「 喫茶みずうみ ちいさなお茶会 」と称して、
カフェスペースをお借りし一日喫茶を開いた。

会場は、
ちょうど一年前に間借りカフェとして出店させていただいていた広島市安佐南区の「ぎおんぼう」さん。

一日喫茶のお部屋のなかは
ほんとうにほんとうに ”優しい時間” が流れていました。

終わったあとの静かなお部屋


今回は、
いつものごとく開催に至るまでに起こった心の紆余曲折と、そこから学んだことを。



思いついたのは約1ヶ月前。
少しずつ、転勤、引っ越しへの実感が湧き始めていたころ。

思いつきはなんでもお風呂に入っているとき、
シャワーを頭からかぶっている最中。

一年前のぎおんぼうさんでの出店は、
私にとって 初めの第一歩。


まず「やったらできた」っていうこと、
これが心の支えになり、
次の鞆の浦や、総社での出店に繋がった。

「最後、広島を離れる前に、お礼がしたい。」

そう思いました。



ちょっとの間パートの仕事に落ち着いていて、
久しぶりの「なにかやろう」だったので、

「人集まらないかも」
「どれくらいお金かかるかな」
「仕事しながら準備大変かも」

たくさん迷いました。
・・・やっぱりやめようかな。


それでも、
自分のなかでぐるぐる考えて、
やっぱ無理だって結論出しておしまいじゃ
きっと後悔するなって思った
ので

当時、一緒にカフェ出店していた、
パン教室の先生に連絡してみたのです。


そしたらすぐに、
「いいですね!やりましょう!」のお返事。

私には無いスピード感。
一瞬怯んだけど、背中を押してもらったことが
とても嬉しかった。

不思議なもので
こういうちょっとした一押しで、
「できるかも」って思えるものなんだ。

一人で考えれば考えるほど、
「無理かも」の雲が頭の中にどんよりと広がっていたけど、
先生の一言で、晴れ間が射した。



さて、もう「やる」と決めたはいいけど、
何をやるかも、迷走していました。

お礼がしたいのに、
お金をいただいて普通のカフェ営業をするので
いいのだろうか?

かといって、フリーで色々提供できるような財力は、
私にはないし。
とっても、迷いました。

それで初め思いついたのは、
親子向けのクリスマスイベントでした。

マフィンに飾り付けをしたりとか、
少し体験も交えたもの。

うん、なんか楽しそう。

それで、ドキドキしながら
シェアカフェスペースを運営する、
児童向け図書館「ぎおんぼう」の館長さんへ
連絡しました。



返ってきたお返事は、
「土日はレンタルしていない」ことと、
「クリスマスの時期はレンタルが難しい」ことだった。

先に確認してから企画しようよ私(笑)。


それと、
仕込みと搬出、掃除を考えると
遠いと本当に大変ですって言われて。

実は私の住んでいるところは、
ぎおんぼうさんから車で約一時間かかるのです。

たぶん、私のために
遠いから無理しないようによく考えてくださいって意味で念を押してくださったのだと思うんだけど、

「もしかして、迷惑だったのかな。。。」

お礼がしたいのに、
遠い私が利用することで、
ご迷惑をかけちゃ本末転倒だよなあ。

ここでまた私の心は翳り始めます。

今思えば全くそういうニュアンスではなくて、
明らかに「本当に大丈夫?」って心配してくれてただけなのに、
当事はそんな受け止め方ができなくて。

一人で感情を処理しきれず、
自分の殻に篭って全部放り出したくなった私は
またパン教室の先生に連絡してしまいます。

「忙しい時間に、返信しにくい内容をすみません…」


すぐにお返事。
「多分、館長さんの気遣いだと思いますよ。
 みずうみさんが大変な思いしちゃいけないから、
 先に伝えてくれたのかなと。」

それと、
私の心が向く方を信じること
これも念押しして背中を押してくれました。



そうです。
悩むけど、単純なのが私の救い。

「そっか!そうだよね」

遠いから大変かもしれないけど、
ちゃんと家族に説明して、
段取りしたら大丈夫。

だって私は、
鞆の浦(車で二時間)も、
総社(二時間以上)(笑)でも、
出店したじゃん。


きっと、できる。

やっぱり、やらなかったら後悔する。

こうして、私はやっとこさ決断できたのでした。

試作のどうぶつプレート


本当に、パン教室の先生には
私は何もできてないのに、
助けてもらってばっかりです。

遠い未来に、
私もこうやって誰かの背中を押すことができる人に
なれたらいいな。



・・・

思いついてからここまでが、
おそらく二週間程度。

その間に、
何度もくよくよくよくよしては、
「やっぱりやらない方がいいかな」と悩んだ。

まだ、
出店の経験が一度も無かった頃の私なら。

自分で道を切り開く人と 自分とは
端から違う人間なんだって決めつけて、
”差を突きつけられるのが怖い” って理由から
そういう人達と繋がるのさえ諦めていた、
全部を怖がっていた頃の私なら。

今回も一人で考えて、
きっと、「やっぱり無理だな」って
一人で完結してた。



今は、ちょっと違う。

根本の部分はうじうじしたやつのままだけど、

今までの経験が、
明るい方へ向かう階段のように、
私の後ろに続いている。

「あの時できたから、今回もやってみたら?」と
私を後押ししてくれる。


そして、

ゆっくりと 人との繋がりを紡ぐにつれて
一人一人歩みが違って当たり前って
思えるようになったから。

「すごいなあ」って思う人たちに、
自分なんかが声をかけたら迷惑じゃないかとか
そんなのって
関係を築くことでちょっとずつ払拭できるようになったから。

自分とは違ったところを得意とする人たち、
あの時や、あの時にご縁があった人たちに、
助けを求めることができる。

そして、そういう人たちにもかならず
悩みや葛藤があって 試行錯誤していて。
そういう姿に、勇気づけられる。

「みずうみさんなら、できるよ。」
「失敗しても、また考えたらいいよ。」



私は、人って、そう簡単に変われないと思ってる。

だけど、
私が変わらなくても、
こうやって経験とか 人とか
環境が変わっていくことで、
見える景色が違ってくるんだ。

そうやって 考えが変わってくるってことは、
もしかしたら、
いつのまにか 私自身変わってる
そんな未来も、あるのかもしれない。




自分が信じる方。

最後はそれしかない。

それがなんなのかがわかんないから悩むし、

うっすら見えてきたとしても
そっちへ進んで本当にいいのか
やっぱり怪我をするのは嫌だから
色んなことがじゃまをして
怖くて逃げ出したくなる。

よっぽどだったら逃げてもいいけど、
今回は私
向き合いたいって思ったから
こうやって人に助けてもらって
そして会を開催するって決めて
無事に開催できて

もう最後はこの言葉
「ほんとうにやってよかった」
簡単だけどまっすぐ。これに尽きます。



また、会の様子やおやつ、コーヒーのことは
次の記事で書きます。

お読みいただき本当にありがとうございました。







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