BTSが救ってくれた。
2020年、大学4年。
全く決まらない未来。
不安、憂鬱、焦燥感、そんな負の感情と一緒に部屋に閉じこもっていた。
そんなときに、私はBTSに出逢った。
2020年10月。
BTSがオンラインコンサートを行うとか行ったとかニュースを見た。ジミンちゃんが泣いているのも、その時は何も感じず、ただ見ていた。(今なら、一緒に泣いてしまう)
それと同時期に、ユニセフについての授業があって調べていると、ここにもBTSが。そう、あのナムジュン氏のスピーチ。
正直、BTSを好きになるまでは、韓国、日本だけでなく全世界で人気のあるk-popアイドルグループという認識しかなかった。(恥)(陳謝)
だから、ナムジュン氏のスピーチの中に、「辞めたいと思った時もあった」と言っていることに驚いた。売れているのになんで?どうして?
そこから、調べるようになった。
BTSはもともと人気があったわけではなかった。
小さい事務所からで、期待されていなかった。
歌番組で1位を取るまでとても時間がかかった。
こんな下積みのような時間があったことに衝撃を受けた。もっと、もっと、もっと知りたい。知りたい欲が止まらなかった。いつの間にか、7人の名前も、身長も、血液型も、出身地も、たくさんの情報が自然と私の中に入ってきた。
こうやって調べているときはとても楽しかった。辛くて、しんどい現実から、BTSを見ているときは忘れられた。(沼にハマっている証拠)
2020年12月。
入りたいと思っていたところから「残念ながら。。。」というメールが届いた。
ああ、もう、だめかもしれない。一生就職できない。
そんなときに、ふと「Answer : Love Myself」の日本語訳の歌詞が関連動画で出てきた。自然と涙が出て、今まで我慢して自分の中に閉じ込めていた感情が溢れて、止まらなかった。
この歌だけじゃなかった。「Magic Shop」も、「00:00(Zero O'Clock)」も、「2!3!」も、「Blue & Grey」も、そのほかもたくさんの曲が、ただ「頑張れ」って応援するんじゃなくて、「しんどいよね、辛いよね、わかるよ」って寄り添ってくれて。
心がふわっと軽くなる。重りがすっと取れるように。どんな薬よりも効くような気がした。
2021年3月。
こうやって、歌やダンスだけじゃなく、Run!BTSだったり、VLIVEやWeverse、色んな方法で慰めてくれたおかげで、私は諦めることなく、就職先を見つける事ができた。(決まった日は、コンサート映像を見まくった。)
本当に、あのとき、
ジンくんの親父ギャグ、「Epiphany」「Moon」に、
ユンギ氏の包み込んでくれる微笑み、紡いだ言葉の数々に、
ホビちゃんの希望を与えてくれる笑顔、「無謀なものはありません」という芯のある言葉に、
ナムジュン氏の不器用な可愛さ、愛のこもった考え方に、
ジミンちゃんの愛嬌の塊のようなところ、でも、努力を怠らないところに、
テテの突拍子もない行動、暖かな春風のような言葉を届けてくれるところに、
ググのおめめもタトゥーも、私と2歳しか変わらないのに比べ物にならないくらいしっかりしているところに、
BTSに、出会わなかったら、どうなってただろう、
終わってたのかも。笑
本当に救われた。
本当に心から感謝しています。
これからも、たくさんお世話になります。
むらさきするよ。
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