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自分の意見に対しては常に懐疑的なのです。
最近はあまり見なくなってしまったが、私は大人数女性アイドルグループが好きだった時期がある。
特に、坂道グループと呼ばれる乃木坂46、櫻坂46(元欅坂46)、日向坂46(元けやき坂46)が守備範囲だった。
きっかけは本当に小さなことで、その当時お付き合いしていた人が坂道グループにハマっていて、それを教えられて自分も好きになったのだ。
それ以前は、自分がアイドルを好きになることなど全く想像していなかった。
なぜ自分はそういうアイドルを好きになったのだろうか?
まぁ、単に面食いで浮気性なのかもしれない。自分でも気づいている自分の性質は、広く浅く人を好きになる感覚を持っていることである。誰に対しても平等に接してどこにも敵を作らない代わりに、誰かを特別に深く愛することもない。そして、やっぱり可愛いアイドルは皆可愛いのである。
そういう自分の浮気性的性質は、女性関係に関わらず、日頃の生活にも影響を与えているところがある。
それは、何か1つの物事に没入しきれない、ということである。
例えば、映画の世界観に入り込むことが苦手だ。常に客観的にその内容を見てしまっていて、相当意識的にならないと、登場人物の気持ちになったり共感したりすることは難しいのだ。
もっと言えば、自分が取り組んでいる物事に対しても、常に疑問を持ちながら取り組んでいるところがある。
これは本当に自分のやりたいことなのか?
これは誰かの役に立っているのか?
逆に、これが巡り巡って誰かを苦しめたり傷つけたりすることになっていないか?
そういうことを考えるクセがあったり、すぐに思いついてしまうことで、今自分が向き合っている物事に対して確信が持てないのだと思う。
そう考えると、「浮気性」とはちょっと違うかもしれない。自分の意見に対して常に「懐疑的」という感じか。これも、自分の強みである「内省」という性質が生み出しているものかもしれない。
このようなネガティブポイントはあるものの、一方で、いろんな物事やポジション・役割を経験するのには良い性質かもしれない。
ひとまず暫定的に何かに取り組んでおいて、疑問が生じたらもう一度やりたいことを冷静に考えて、また自分の琴線に触れる物事に取り組むのだ。
その代わり、短期間でも本気で取り組んで、徹底的に学べること、吸収できることを自分の血肉にして次のフェーズに向かうのである。
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