【TED動画要約】 退屈な時間は創造性をもたらす
こんにちは、tomoyaです。
最近TEDで英語学習をしているのですが、その中で面白いお話がありましたのでご紹介します。
その動画がこちらです。
こちらの動画では、何人かの参加者に対して意識的に退屈な時間を作り出してもらうことで、各個人の生活がどのように変化していくかを観察した実験のプロセスについて紹介されています。
具体的には、「1日中スマホをポケットに入れておく」「FacebookやTwitterなどのSNSアプリを削除する」といった行動をとることで、半強制的にオンラインの繋がりを遮断するケースがありました。
普段の生活でスマホを使ってはいけないなんて想像もしたくないですが、上記の実験に参加した方は、「運動や睡眠の時間をこれまで以上に確保できた」「将来のことなどを自分で判断して考える時間が増えた」「幸福感が増した」など、様々なメリットを享受できたことを実感していました。
この実験を初めて間もない頃は退屈で仕方がない状況だったようですが、普段無意識のうちに開いているスマホをいじる時間がない分、他の有意義なことに時間を使って行動を変えていく様子が、とても新鮮でした。
しかし人間の習慣は短期間で簡単には変えられないようで、今回の実験で参加者のスマホ使用時間は平均して6分程度しかカットできなかったみたいです。笑
それでも少なくともスマホをいじっていないときは、何かしらを空想したり、普段やらない新しい挑戦をしたりする機会が生まれていたのは事実かと思います。
自分だけでは習慣を変えるのは難しいと考える人が実験参加者として集まって、「義務(ルール)」として行動を変えていくプロセスは、見ていてとても面白かったです。
そして個人的に、「退屈な時間はもったいない」と考えてしまう癖があった僕は、動画を見て衝撃を受けました。
退屈な時間を作ることで、脳内が「デフォルト・モード」のネットワークに切り替わり、複雑に結び付いた課題もシンプルに解決できる可能性が高くなるという研究結果があるのは、目から鱗でした。
僕自身の生活の中で、金曜日の仕事終わりの時間になっても一向に解決できない問題を来週まで寝かせて、次の週の月曜日に再度チャレンジしてみるとあっけなく解決する機会がこれまでに何度もあったのは、土日にリラックスできたことで切り替わった「デフォルト・モード」の効果なのかもしれません。
今回の実験のように無理にSNSを削除するところまではしませんが、「寝る前の1時間前はスマホを一切触らない」など、継続しやすいルールから始めてみるのも1つの方法かなと思いました!
それではまた!