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#181 【飛び込み】競技人口が少ない世界最速のオリンピック競技

2024年のパリオリンピックで銀メダルを獲得した弱冠17歳・玉井選手。
日本勢初の快挙を達成した競技であり、"翼ジャパン"という愛称で呼ばれている競技をご存知ですか?

参考:YouTube

水泳の【飛び込み】です✨


競技人口が少ないオリンピック競技

日本国内のメジャースポーツの競技人口の場合、
サッカーは約400万人(女子サッカーが約80万人)
野球は約400万人
老若男女問わずプレーすることができるボウリングは、約1,500万人といわれています。
それに対して、【水泳・飛び込み】の競技人口は約1,000人に満たないといわれています(笑)
競技経験者に会ったら、なかよくしてください🌸

競技人口が極端に少ない理由は、競技用の専用プールがある水泳競技場が数少ないためです。
47都道府県のうち37都道府県に飛び込み可能な施設はあります。
ちなみに、競技用プールがないのは、青森県、福井県、山梨県、栃木県、滋賀県、和歌山県、山口県、愛媛県、長崎県、宮崎県です。

私自身は、縁あって小学1年生〜中学3年生までの約9年社会人スポーツで高校生や大学生といっしょにやっていました👍
最初は、冬のトランポリンでの練習が面白かったという理由でスタートしていたのですが、気がついたら夏は屋外にある飛び込みプールで競技をやっていました(笑)

その後は、小学生ということもあり、屋外で水に飛び込むのが気持ちよくて続けていました。

世界最速の競技

水泳の飛び込みは、世界最速の演技種目ともいわれています。
というのも、飛び込み台を踏み切ってから着水するまで約1.5秒の間に演技するスポーツです。体感速度は時速50kmです。

オリンピックの公式種目では、板飛び込み、高飛び込みの2種類があります。

1つ目:飛び板飛び込み

1m、3mという高さでの競技になります。
(試合で用いられるのは、3mの高さです)

板は跳び箱のロイター板のようにとても跳ねることができるので、正しい姿勢で踏み込むと、およそ4〜5mの高さにまで届きます。
その板の反動を活かして技を披露していく競技になります。

余談ですが、個人的に好きだった技は前逆宙返りです(簡単にいうと、前を向いて踏み出しながらバク宙する技のひとつです)

2つ目:高飛び込み

こちらは、5m、7.5m、10mという高さでの競技になります。
(試合で用いられるのは、10mの高さです)

平地で5〜10m先というと、とてもすぐ近くに感じるのですが、実際に上から下を見るとまったく違う尺度なんじゃないかと錯覚します。
動画などで見ていると、その恐怖心が伝わりにくいのですが、実際に飛び込みプールに行って、いざ飛び込むとなった瞬間から足元がすくみます(笑)

参考:YouTube

▼関東近辺で飛び込みできる施設▼
飛び込み用のプールがあっても、施設によって使用条件は異なります。
施設のルールや監視員さんの指示に則って楽しんでみてください。

・東京辰巳国際水泳場
・よみうりランド
・千葉県国際総合水泳場
・さがみはらグリーンプール
・大磯ロングビーチ
・横浜国際プール
・茨城県笠松運動公園屋内プール
・青木町公園総合運動場市民プール

そして、オリンピックの正式競技としては採用されていませんが、
世界選手権やワールドカップが開催されている3つ目の競技種目があります。

3つ目:ハイダイビング(クリフダイビング)

こちらは、高さが男子27m女子20mという高さから水面に飛び込む競技です。
これは飛び込み競技という競技を逸脱したスポーツ(?)です。

参考:レッドブル・クリフダイビング

極限の状況下で開催されるスポーツ<エクストリームスポーツ
エクストリームスポーツとしての高さには際限なく、ギネス世界記録では58.8mという記録が残されています。
…もはや狂気に感じられる(笑)

公式競技ではないので、専用の施設というのがありません。
自然界にある断崖絶壁を活用して開催されることがほとんどです。

安全性を考慮して、足からの入水だけが認められています。
....安全性という意味では、その高さからの飛び込むこと自体が疑問ですが(笑)

さいごに

競技の細かい設定やルール、採点方法はいろいろややこしいかもしれません。でも、見ているだけでおもしろいので、もし機会があったらぜひ楽しんでみてください。

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