イジメが起きる原因

イジメはなぜ起きるのか?
そしてなぜイジメはなくならないのか?

イジメはダメですよという教育を何年行っているでしょうか?おそらく100年以上行っていると思います。
100年してもなくならないということは、なくすことは不可能なことなのか、根本的にイジメ対策が間違っているかのどちらかです。

イジメは動物の社会を見るとよく解ります。
例えば草食動物のネズミを10匹同じケージに入れて飼ったとします。
草食動物というのは肉食動物よりは温厚ですが、それでも10匹の中で一番弱い 10番目の子がイジメられ ボコボコにされてしまいます。

かわいそうだとこの10番目のネズミを隔離すると、今度は9番目の ネズミがいじめられてしまいます。そして 9番目のネズミをまた 隔離すると 今度は 8番目のネズミがイジメられてしまいます。
これを何度か繰り返し、5番目や4番目ぐらいでもう隔離しても次がやられるから意味ないと隔離をやめると、結果4番目がボコボコになり死んでしまったりします。

これは種の保存からするとダメなことです。
1番弱い子達が生き残り4番目が死んでしまったのですから。
強い個体が生き残っていかなくては、種全体が滅びる可能性があるのです。

そして、このイジメにも似た同種間の小競り合いはなぜ起こるのか?

小競り合いや、争いが無い方が平和に感じますが、もし争い事を一切その群れがしなかったらその群れは全滅してしまうのです。
小競り合いや争いをしないということは、戦い方を知らないということになるのです、戦い方を知らないこの群れは敵が攻めてきたら全滅してしまいます。
なので、普段から群れの中で争いをし、自分達を強くしているのです。

人間も同じで、一切争いや小競り合いをしなければドンドン弱くなっていきます。
もし、人間より強い動物が現れたり宇宙人がいて攻めてきたとしたら、平和しかしらない人間は全滅してしまいます。
その本能から人間も常に小競り合いを行うのです、それがイジメとなるのです。

上記がイジメが起こるその①です。

②番目に
自分と違うからイジメる場合があります。
自分と容姿などが違うと敵かな?と思う本能があります。なので自分と違う者を差別してしまうのです、自己防衛から起こるイジメです。
③嫉妬からくるイジメ
人間誰しもが自分が優位に立ちたいのです、自分が生存していくには他者より優位にいなくてはいけませんから。
そうなると自分のライバルとなる相手は邪魔に感じたり嫉妬をしたりして攻撃したり、無視したりイジメたりするのです。

④ストレス発散のためのイジメ
ストレス発散を目的で人をイジメる場合もあります。人も動物もストレスをずっと抱えたままは生きていけません。ストレスが病気の元なのです。動物はストレスを感じるとすぐに体を震わせてストレスを抜きます。
ですが人間はストレスをすぐに抜く方法を知らない人がほとんどでストレスを貯め込んでしまいます。
健全なストレスの解放方法をしらないのでイジメをしてストレスを発散しているのです。

他にもイジメの原因がある場合もありますが、このように全ては自己防衛の為にイジメを行ってしまうのです。

ここで考えてみてください。

イジメは自己防衛の本能で起きるのです。
それを今すぐに改善できると思いますか?
生存していくための本能なのです、これを他人がどうこう言ってすぐに改善できるわけがありません。
なので、率直に言うとイジメはこの世からなくなりません。

ではどうしたらよいのでしょうか?
イジメられる側が変われば良いのです。

イジメっ子が悪い、対応してくれない先生や学校が悪い、イジメっ子の親の教育が悪いと相手のせいにしていても何も変わりません、相手の考えを変えれるのならイジメはすでにおさまっているはずです。

相手を変えようとするより自分が変わる方がはやいのです。
今日から新しい対応方法を試してみたら今日からイジメられなくなる可能性もあるのです。相手のせいにしている限り何も変わりません。

相手が悪いのに自分が変わるはプライドが許せなかったりしますが、嫌な思いをし続けるぐらいなら自分が変わって楽しくなれた方が良いです。
変わりたくなくたって、社会は常に動いていて自分も社会の動きに合わせていかないといけないのです。イジメっ子がいなくても自分というのは社会や環境によって常に変わり動いていくものなのです。

なので、相手のせいにして自分はそのままでいようとするのではなく、イジメられたら自分が変わろうとすることがイジメられなくなる最善の方法です。

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