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父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え⑤資産の4%で生活

<VTSAX以外の投資>

ジャッグ・ボーグルがバンガードを創設する前の金融業界は顧客がコストを負担し、金融商品を売る側に一方的に利益が落ちるようになっていた。

ボーグルは株式銘柄選別や各種のアドバイスは無意味であり、資産形成にとっては有害かつ高コストだと暴露した。

これによって最初はすごく非難されたがどこの会社もインデックスファンドを運用するようになった。

ウォーレンバフェットも自身の死後、資産の10%を政府証券に、残りの90%はS&P500インデックスファンドへ投資しろと言っている。

これだけインデックスファンドが正しいと言っているのに人間の貪欲さ、心理的要素、お金の問題があり、今も非難されている。何度も言うが株式銘柄をうまく運用するのは無理な話。

ドルコスト平均法で投資を考えている人は市場のタイミングを上手く捉えたいという曖昧な世界に入ろうとしている。余裕資金があるならば全突っ込みせよ。


<詐欺には注意>

詐欺には誰にでも騙される可能性がある。自分にそんなことが起こらないと思い始めたとき瞬間に標的になる。

最も引っかかりやすいのは自分が得意とする分野である。また、詐欺師はそれらしい格好をしていない。

例えば投資アドバイザーなどは次のような詐欺の手口がある。

まず、A社の株が上がる予想を書いたメールを50通、下がると書いたメールを50通を送信する。予想が当たった方の50人に今度はB社のものを同様に25通ずつ送るこれを繰り返し、顧客の信頼を勝ち取ったところで投資のアドバイスをするメールを送れば釣れる仕組みになっている。

他にも多いのは喫茶店などに呼び出して、会員を獲得しようとするネットビジネスを装ったマルチ商法が多い。

彼らは会員料、セミナー、テキストなどでお金をとることが狙いである場合がほとんど。

これらの詐欺には気を付けた方がいい。そもそもうまい話などないのだから。


<たどり着いたあと何をするか>

資産がなくならないようにしながらどれだけお金を引き出せるかを考える。
・借金をしない
・支出を収入より少なくする
・余裕資金を投資する

これらが守られていれば資産はできているはず。

株式と債券を半分ずつ保有するポートフォリオで引き出し率4%で生活する。この生活では96%の確率で30年後に全く資産が減らなかった。

ポートフォリオは1年間に5~7%の利回りを上げ、うまく運用されていた。インフレ調整を行わずに毎年7%を引き出しても85%の期間で問題はなかった。

資産を増やし維持していくうえで株式が実に強力に作用し、不可欠な存在であり、引き出し率を決めるにはどれだけ柔軟に自分の生活を変えられるかがカギとなる。


<まとめ>

今回で「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」が完結です。本日書いた内容をまとめます。

1、VTSAX以外の投資
➝いまやどこの証券会社もインデックスファンドを扱うようになっています。

2、詐欺には注意
➝とにかく投資やお金について興味を持ち始めると本当に詐欺師が近寄ってきます。うまい話などありません。惑わされずに自分で勉強して確実な投資を行いましょう。

3、たどり着いたあと何をするか
➝長い時間をかけて投資をしていれば資産の4%だけで生活をできると紹介しています。実際に筆者もそのようにしているようです。柔軟に生活を変えられるようにしておきましょう。



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