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ブルックリン・ドジャースがメジャーリーグ初の黒人選手J・ロビンソンを獲得したことを知った映画の話
ニューヨーク、ブルックリンの街角、さもない交差点脇の小さなタバコ店。店主オーギーと次々にやってくるその知り合いたちとの対話劇、群像コメディとでも言うのかな。
場面のほとんどはその狭い店内や店先で、全体を通したストーリーはない。
1本のタバコを手にこれを最後に禁煙すると言いながら話し続ける人や、アンケート調査で「トイレを流す前に自分のモノを確認しますか?」と尋ねる人、踊りながら電報を読み上げる女・・・。
ドジャースのロサンゼルス移転を恨む人、メジャーリーグ初の黒人選手J・ロビンソンの幽霊も登場する。
バカバカしいけど、なんだろうたまらない郷愁感に覆われた。
こんな街に僕は住みたい。
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“ブルー・イン・ザ・フェイス(=顔色が真っ青)”になるまでセリフを喋らせるという案からつけられたタイトル通り10分きっかりの各テイクで出演者は即興的演技を披露している。
ありえない夢想だけど、もし僕がこの先映画監督をやることがあったら、この映画を模倣したいと思った。
監督・脚本/ポール・オースター、ウェイン・ワン
1995年アメリカ