誕生日プレゼントに木を植えてもらった
この度、めでたく31回目の誕生日を迎えました。
30代は楽しいと聞いていましたが、楽しいです。具体的に楽しいと実感し出したのは30代半年目くらいから。その時はまだニュージーランドにいて、色々な点と点が線でつながった感じです。
人目を気にせず、自分に正直に生きる図々しさと、清濁併せ呑む覚悟と、そんなもの達が、今までの経験から、すっと自分のものになりました。不思議なものですが。
さてさて、30代にもなりますと、あまり物欲もなくなります。20代のころは良い服・靴・財布・鞄などなど欲しいものがたくさんあって、それはそれは物欲の塊でした。
今使っているお財布は、あと10年はいけそうだし、靴もあと2年はいけそう。など良いものを長く使うようになったのと、流行を追わなくなりました。
久しぶりに実家で迎える誕生日、母は「何か欲しいものないの?」というのですが、この予算は3000円くらいです。
特に欲しいものはないのですが、なにか言わないと余計なものを買ってきてしまう。この気持ちは嬉しいけれど、すぐごみになってしまうプレゼントって環境にも良くないし、だったら現金くださいと思っていたのです。
しかし、良いことを思いつきました!「そうだ、木を植えよう」笑
ニュージーランドの暖房が薪ストーブで、たくさんの木を消費している実感がすごくあって(薪ストーブの風情は最高でした)、最近は気候変動に関心があることもあり、緑を増やしたいという想いが強いです。
木や森は、CO2を吸収するだけでなく、土砂崩れの防止や野生生物の住処となったり、家庭菜園で花や野菜を植えると蜂が生息できるようになったり、壊れつつある自然の循環を少しでも修復したいです。
木を植えると言っても、北海道は一面雪に覆われているので、早速「植樹 募金」で調べました。
金額は1000円で1本のところが大半で、500円で1本というところもいくつかありました。100円で1本という破格(?)の団体もありました。
イマイチいい感じのがなかったので、英語でも調べます。
the Green Belt Movement in Kenya
こちらは40年以上前から、ケニアの農村地帯に木を植えていて、ノーベル平和賞を受賞しています。(知らなかった...)
この木は、果物の木で村の人々の食料になるんです!村の女性のエンパワメントにも力を入れていて、対象はケニア全土に広がります。
10米ドルで1本の木を植えることができ、お礼のポストカードが届くので(希望者)、プレゼントとしてわかりやすく使い勝手がいいです。
http://www.greenbeltmovement.org/get-involved/support-our-work
team trees
こちらは比較的新しいキャンペーンで、2年目です。2022年12月までに2000万本の木を植えることを目標に、アメリカの人気YouTuberが始めたものです。述べ710万本以上の木を世界中に植えています。
1米ドルで1本の木を植える、大きなムーブメントになっています。
北海道 千年の森
こちらは完全に地元の活動で、今まで知らなかったのですが、毎年9月に市民が集まって木を植える活動をしています。
灯台下暗しでした。来年はぜひ参加したいと思います。
http://sennenno-mori.com/index.html
木を植える方式にも色々あるようで、正直ベストな正解はわからないですが、木を植えるというベターな行動をして、間違いがわかったら修正する。それが大切なのかなと思っています!
10年、20年、30年後に立派な木に育って、次の世代に残せるのっていいと思いませんか。木だけじゃなくて、地球環境も良い状態で残していきたいものです。
一般社団法人地球緑化クラブによると、
「10本の木を植えると、およそ5トン分のCO2を固定します。これは一般的な家庭から排出されるCO2量/半年に相当します。」
(2012年度の数値 参考:全国地球温暖化防止活動推進センター)
つまり20本の木を植えると自分が出すCO2を1年分相殺(?)できるというのです(2012年の数値では)。思ったより手が届きそうな数字ですよね。
誕生日やクリスマスプレゼントに、「木を植える」をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?