メンタルもビジネスも 大切なことは「あつ森」から教わった
今日はクリスマスイブですが、M-1の考察もかけず、イブのロマンチックな思い出なども特にないわたしとしては、「ずっと書きたかったことを書きなさい」と言わんばかりに、パッション全開のnoteを書いていきたいと思います。
恐らく、多くの方が一度はやったことがあるであろうあつ森。ほどなく少しずつ起動しなくなっていったあつ森。そんな「あつまれ どうぶつの森」を今もやり続けているわたしが、あつ森から学んだ大切なことを紹介したいと思います。
実は、わたしも一度離れています
あ、この人は根っからのどうぶつの森ファンなのねと思うかもしれませんが、実は全然そんなことはありません
わたしがどうぶつの森シリーズを初めてプレイしたのは、今回のSwicht版「あつまれ どうぶつの森」が最初です。例に漏れずコロナの巣ごもり期間で爆発的に流行ったソフトに、いつも通り、ちょっと遅れて買っています。2020年11月のことでした。
プレイの節目節目でもらえる記録は、2021年と2022年のものはほとんどありません。いや、飽きるの早すぎでは。そんなごくごく平凡なあつ森プレイヤーだったわたしが、「人生のバイブル」とまで言うほどアツい思い入れを持つようになったのか、語らせてください!
あつ森と適応障害
2021年の記録がほとんどないのが納得なのは、2021年3月~6月まで、わたしはアラフォーで人生初の適応障害となり、それどころではありませんでした。
適応障害から復職して学んだことは、少しずつやっていくスモールステップの考え方や継続するための仕組化などでした。
そして、2023年娘があつ森の攻略本という名の辞書のような分厚いデータ集を買ったところから、わたしのあつ森は変わりました。
記録の累計カウントのための条件、自分が思い描く地形の作り方、家具のカラーバリエーションなどなど、そこにはわたしが「よくわからないから」と諦めていた情報がギッシリ詰まっていました。
「この家具、この色でリメイクしてここに置いたらピッタリかも!」
「こんなレイアウトもできるんだ、スゴい!あ、だったらこういうのもいいかも…」
などなど、ドンドンアイディアが湧いてきます。
結局、娘が購入したのとはまったく同じ攻略本なのはどこか癪なので、違うメーカーの攻略本を買いました(笑)
データ×継続=仕組化
あつ森は、適応障害で学んだ、コツコツ継続と非常に相性がいいゲームでした。例えば、1日10時間やってもそれほど進めることができません。
花が咲く、一度収穫した果物が再度木になる、家を拡張するなどなど。
翌日にならないと時間が進まないものも多々あります。
また、アイテムをコンプしようと思っても、ショップの品揃えは日替わりであり、レシピの入手も季節もの以外は狙って入手することができません。
つまり、自分の思う島にしようと思ったら、毎日コツコツやるしかないということです。そして、まずは手持ちの物で作り込んでいって、よりいいアイテムが入手出来たら置き換えたり、レイアウトを大幅にいじったりと、今できることを少しずつ実現していくスタイルです。
まさに、継続とスモールステップそのものでした。
あつ森とビジネス思考
そして、攻略本を手に入れたことで、大きな目的もなくやることがボヤっとしたわたしにとって、目指すことと日々やることが明確になりました。
記録がついているものはすべて埋める。狙ったエリアレイアウトのため、必要なものと手順がクリアになる。
完全に目標達成・実現のためのフローそのものです。
つまり、最初にあつ森からフェードアウトしてしまったわたしは、「あつ森が合わなかった/つまらなかった」のではなく、おぼろげにやってみたいことはあったが、方法がわからなかっただけでした。
さらに、データや全体像があれば、ロードマップというかフローを組み立てることもできます。かつ、それは毎日無理なく少しずつというものでした。
もちろん、成し遂げたいことのタイプにもよりますが、気合いと根性のスピード勝負だけではないものもあることを改めて痛感し、ついつい成果を求めたり、人と比べてしまいそうになる時には「あつ森の考え方を思い出せ!」と自分に言い聞かせています。
自分時間とあつ森
そして、現在でもまだ終わっていない累計記録があるので、時期によってログイン頻度はマチマチではありますが、今も続けています。
特に、冬場は”パーフェクト雪だるまチャレンジ”があるため、毎日ログインしています。
結局、1日に何時間もやることはありませんが、手帳タイムなどの自分時間のように、あつ森をやっているとき自分の心が穏やかになっていることに気づきました。
また、そのときの状況に応じて、今日はここまでできたとか、忙しいからこれだけはやろうなど、「グラデーションの考え方」も忘れずに、同時に、そのときの心の余裕具合などを客観的に知ることにもつながっています。
夜、眠れないときにふと立ち上げるあつ森は、時間に合わせてBGMが変わります。また、地面を踏む音や季節による変化などが非常に表現が細かく、ゲームをやっていないときでも、リラックスしたいときにあつ森BGMをかけるくらいまで、自分にとって心地よいものに変わっていました。
あつ森のゲーム自体は人によって合う/合わないはあるかと思いますが、メンタルヘルスの文脈やビジネス思考的な意味で、何か参考になる部分があればうれしい限りです。