「計画的年越し蕎麦」実行。12月6日から始まる。
今年は、計画的年越し蕎麦を目指したわけではなく、ついついそうなってしまった。
まずは、お蕎麦、火曜、水曜特売デーで、戸隠高原そば(乾麺)を88円で、買っておいた。年越し蕎麦にするつもりはなくて、たまたま12月になっても、1袋、残っていたから、「年越し蕎麦」だ。
次は、年末、特に晦日の日に、エビ入りかき揚げなど買うものではない。エビ天化して、ものすごく高騰する。もはや、12月6日時点で、仕事帰りのお惣菜コーナーでそろそろ割引が張られる頃、狙ったわけでもなく、たまたま、「エビのかき揚げ」半額、79円。それを買って、パックごと冷凍しておいた。これも、年越し蕎麦に今まで実現できなかった、「海老入りかき揚げ」、年越し蕎麦を今年こそはと。
小松菜、12月10日の実家の竹柵補修で、急遽出向くことにして、そこでがなられ、ケタケタ笑い、暴言を浴びて。その折、「栗林のおばさんよ!!」と。
小松菜の由来とともに、立派な商品として出してもいいサイズの小松菜のお裾分け。
小松菜の由来とは・・・
と、インプットされてしまった。その小松菜を、のうのうと、冷蔵庫で、保存し、晦日に至る。
31日、当日、お昼は、お蕎麦。朝から、糠漬けを出して、切ったり、小松菜、ネギを切って用意しておく。
冷凍かき揚げも、冷蔵室に移動させ、解凍状態に。
11時ぐらいから、お腹が空きだし、そろそろ、お蕎麦でも作るかと。
まずは、食前の薬を飲む。
片手鍋に、お湯を沸かす。その間、もう「かき揚げ」は、冷蔵庫の外に。
戸隠高原そばの封を切り、お一人様100グラムをちょい少なめに測り、丼を用意し、その中に立てておく。
お湯が沸いたら、その乾麺お蕎麦を、投入し、お蕎麦をゆがく。
分より、箸で、麺の硬さを摘んでは、食べて確認。
よし、というところで、火を止めて、茹で上がった、お蕎麦だけ、丼に移す。そしてその上にネギを散らしておく。
蕎麦湯という、嗜みを持つ、自分は、コーヒーサーバーに、その茹で湯を移し替える。おお〜、ぴったりおさまる。
それから、お汁づくり、余らせないため、目分量で、こんなもんだろうと、片手鍋に水を入れ、少し煮立ったところで、冷凍しめじ、「小松菜」を投入、グツグツと。最後は、スプーンで、麺汁3杯計り、こんなもんだろうと、火を止める。
最終は、「かき揚げ」を、パンカバーを利用し、フライパンで、ジクジクと、温め直す、解凍とともに、パリッと温めるためだ。
温まったところで、コンロからおろし、今度は、お汁を温め直し、そばの入った丼に、流し込む。これまた、ぴったり1人前。
で、「かき揚げ」を一度は、その上にのせてはみるが、「かき揚げ」というものは、パリパリ感が命だから、引き揚げ、空のお椀に入れ直す。切った糠漬けを並べて、では、「年越し蕎麦」、霊験あらたかな気持ちで持って、手を合わせ、「イタ〜だきます」と。
箸休めのぬか漬け、大根、人参がちょうどよかった。椀の「かき揚げ」をかじり、また、麺を食べ、かじり、麺を食べ、時折、糠漬けをつまみ。の繰り返し。
お汁は、スプーンで、味わう。猫舌なので。
最後は、蕎麦湯を、丼のお汁に少しずつ入れて、丼ごと、ジュルジュルと、すすり、時折、ぬか漬け、またジュルジュルと。そして、さらに、蕎麦湯を足しながら、ジュルジュルと。
蕎麦湯は、温まり、満腹感を増してくれる。
年越しを意識したわけではないけど、時間というものは、何があろうとも、流れていくものなのだ。寝ていれば、年が明ける。そして、いつもの医者の梯子も待っている。
どうだ、ブラ(亡き夫のこと)、「エビ入りかき揚げ」の年越し蕎麦だ!!あんたは、クリスマスになると、ケーキだ、フライドチキンだ!、お正月になれば、お節だと、騒ぎ立て、不味いもの買いの銭失いをしてきたんだ・・。どれもこれも、時流に流されて、旨くないものばかり買っては・・。
と、一人、思うのであった。
(おわり)