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モネの連作に見る民主主義の時間VSウォーホル「キャンベル・スープ缶🥫」の無機質時間

これ⬆️は我が家の前の
息を呑むような美しい景色
アルバムを振り返って もっと探すと
が撮ったベストの一枚だけを残して消去していた
「分別」したんだな 
娘♡ カメラでも取ってますから 
でも……

モネ 「睡蓮」

全部違うのだ 日光の角度とか

モネ「エトルタ」

そして⬇️これは奈良 曽爾高原
愛娘と景色の一期一会
その瞬間しかない一回写実性

その時に娘と見た夕日🌇

我が家のわんこの戻らないpuppy時代

モネ「エトルタ」

しかし
なぜ
これほどまでに
モネは同じモチーフを描き続けたのか

モネ「エトルタ」

同じ場所に拘る必然性は?

主題がそこ(場所)にない
ということ

そこにあるのは現れ=現象
つまり 時間
モネ
ターナー時間を見ていた
失われないように
その瞬間は一度きりだからだ
モネの「積み藁」⬇️を見て
ロシアの画家 カンディンスキー
同じことを思った

この絵には主題がない

カンディンスキー「芸術における精神的なもの」
モネ「積み藁」

そこにあるのは「時間」=音楽=生命

「『自然の法則』に従って
前進することを強いられる」有機体 
(カンディンスキー「点と線から面へ」)
モネの連作が一枚の絵になると
こうなる

カンディンスキー「連続」 (1935)
パウル・クレー「木と建築—リズム」 (1920)

現れの無常は時の前進性

モネ「エトルタ」
モネ「ルーアン大聖堂」
モネ「ポプラ並木」
モネ「ポプラ並木」
モネ「睡蓮」
モネ「睡蓮」
モネ「睡蓮」

かくも
これだけ描き続けられたものだ
朝から夕
春夏秋冬
何年も何年
も…

私たちは年々
老いていくのではない
日々新しくなっていくのだ
We turn not older with years
but newer every day 

「エミリ・ディキンスン「いとこへの手紙」(1874)

モネは
エトルタに1883-1886滞在
睡蓮を1890-1920
ポプラ並木は1890s
ルーアン大聖堂は1892-1894

描き続けました
前稿に書きましたが
印象派は1920sになっても評価は低く
作品として売れなかった
評価されなくとも
何十年と描き続けられた連作

この執念 なんでしょう?
無分別というのでは?
そうかもしれない
皆さんも子どもの写真 いったい
何枚撮りました?
何百枚 何千枚
春夏秋冬
何年も何年も

ルーアン大聖堂 
ポプラ並木 
そんなにええか?
あんたの子どもそんなにええか?
愛していたからですよね
子どもとのその瞬間
子どもの成長
無分別にも (笑)
モネも
風景を 時を
愛していたのでしょう

1914年以来、時代のテンポ
ますます早くなっているようだ
内的な緊張が… このテンポを加速させている
おそらく、今の1年は、少なくとも
「静かな」「正常な」時期の10年に相当するだろう

カンディンスキー「点と線から面へ」

時間
それが民主主義の要だった
アゴラ(広場) で時間をかけて対話を重ね
論を楽しみ
他者と熟議しながら
意見を擦り合わせていく
時間性民主主義の良さだったのだ。
バッハコーヒーカンタータだってそう
あれ 娘との可愛い喧嘩でしょう?
でも
時間は失われた
待てなくなった
産業革命がスピードを要求
都会に出てきて働く労働者の時間は
自然の時間とかけ離れた
バルザック
フランスにおける
ジャーナリズムの「幻滅」を写実的に描いたが
ジャーナリズムが生んだその大衆性
北斎の「富嶽三十六景」をも
➕10枚の46枚とし
プロダクト=商品化
もともと
時事を伝え
巷の流行を教えてくれるメディア
美人画=ファッション誌でもあり
消費欲求高まる大衆性を満たす存在
だった浮世絵
新聞紙=包装紙 ゴミ同様の扱いをされたがゆえ
フランスでジャポニズムが沸騰
(フランスへエクスポートされた荷物の
 包装紙に浮世絵が…)

そして 浮世絵の影響により
対象を
写実的に認識する写実絵画から
認識」を対象とするフランス印象派へと
流行が変わった
日本の浮世絵はその意味でまさしく
媒体メディアだった

写実主義的絵画の
客観的しかし絶対的「一回性」の解除は
主観絶対性へと移行し
ユクスキュルが重んじた
「生物から見た世界」の異種性 
つまり
有機体=自然の多様性=他者性の視点は
今西錦司種秩序 ニッチ争いばかりが
焦点のような「」を重んじる世界となり
誰もが知ってる「大衆性」
通俗、世俗、流行、普遍性が
客観=絶対
となった
異変=異=変なるものが厭われる時
時間が消え
民主性は喪失
されていく
そこに
時間と闘った印象派画家たちはいた

次にこれを⬇️見て頂きたい
謂わば、同じ 連作

アンディ・ウォーホルによる
32種すべて異なるキャンベルスープ
ほら⬇️

その32の配列を変えた作品がこれ⬇️

時を超越する大衆性
無機質な記号 でも平等
ボードリヤールの世界

では
モネの連作 「睡蓮」の配置を変えて見よう
3x4=12枚 は配置換えするとこうなる

世界は変わる
これが民主主義に大切な時間
以上は
モネの連作を繋げ
アソシエーションのバリエーションを作成し
その偶然の確率に遊んでいたことからの
気づきです
もともと統計調査が専攻なので💦
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