噴火🌋に飢饉な江戸の洒落ならんお洒落😀「TSUTAYA」がフランスにあったなら？(べらぼう予習)

TomokoMaekawa

2025年2月4日 00:20

とにかく
「なんで？」
「なにこの絵？」
「なに　この江戸の明るさ？」
いつも　わぁい💝って感じの浮世絵ちゃんたち🖼️

浅間山から小判がザックザク💰💰💰だよ
浅間山の噴火だよん
浮世❓❓❓は　いつも
めっちゃ楽しそう💕
これなんか
笑い止まらん
お前はヤモリか🦎
　⬇️⬇️こいつ⬇️⬇️

豊国の弟子歌川国虎の『男女寿賀多』(1826)
縁先で足の爪を切る女の局部が
たらいの水に映るのを
庭の梅の木に登って覗く男
そして

梅の枝もろとも
地面に落下
何やってんねん
もう笑うしかない♡っしょ

江戸は明るい❣️
火山の相次ぐ噴火に　
4大飢饉
皆さん　忘れてませんか？
❓なにゆえの明るさ❓

言論統制もあったんですよ
4大将軍　家綱の時より開始された．．．
にも
めげずに
明るいではないか〜🎵

火山の🌋噴火から
水玉模様も生まれたんだったね　笑　(前稿参照⬇️)
秀吉に
伊達政宗　メンズが水玉着てました

富士山🗻噴火の

水玉　火山岩　👏
今の時代にこんなんしたら
すぐ不謹慎とかって叩かれる
考えてみたら「解体新書」もこの頃
翻訳した杉田玄白が
当時　江戸でリアルタイムにいたらしく
浅間山噴火を経験しており
著作『後見草』で
人が屍肉　親が子でさえ
食べざるを得なかった飢民の話
犬の肉と偽り
人肉が売られた話などを
紹介しているが
日本初の人体解剖もこの頃
解体新書が1774年
考えるとタイムリーだ
戦争で科学はグンと発展するしね
今の時代やったら❓
もう考えるだけで
中居くんどころじゃないバッシング受けそう

時代が時代なんですよ
それでも　こーんなに明るいのです🔆
まずは
①
3代　家光のときの　寛永の大飢饉　(1640ー43)
寛永17年（1640年）蝦夷駒ヶ岳噴火
宝永大噴火（1707) 富士山🗻噴火

②　8代　吉宗　享保の大飢饉　(1732ー3)
　　イナゴ大発生
　　青木昆陽　頑張って　さつまいも🍠の研究

③　10代　家治＝田沼意次　天明大飢饉　(1782-88)
　　天明3年8月5日　浅間山の天明の噴火
　　アイスランド・ラキ山
　　中米ニカラグア　コシグイナ火山の大噴火
　　が
フランス革命や
田沼意次失脚の原因と説く者もいる
→1789 フランス革命🇫🇷

　それでも頑張って　明るく　
　「株仲間」承認したり
　商人の力💪引き出そうとした　けど

田や沼や　よごれた御世を　改めて　
清くぞすめる　白河の水　

田沼意次失脚→
1787 松平定信による寛政の改革
→
1787- 江戸　大阪で米屋打ちこわし
松平定信のやり方に今度は息苦しくなり

白河の　清きに魚も　棲みかねて
もとの濁りの　田沼恋しき

んで
寛政の改革を風刺した黄表紙として
発行されたのが
例の金貨ザックザク
唐来参和の『天下一面鏡梅鉢』
発行元がTSUTAYAさん　蔦屋重三郎

菅原道真
松平定信ちゃいますよ
の政治により
佐渡の金山
浅間山ちゃいますよ笑笑
が爆発して小判がザックザク
五穀豊穣のあまり
翌年の年貢まで前納できたそうな
浅間山の噴火による大凶作＝現実とは
全くあべこべ
つまりは、褒め殺し
によって
菅原道真　いや　
松平定信の政治を風刺した作品
印刷が間に合わないほど売れたらしい

他にも

松平定信ではなく
源頼朝と重臣・畠山重忠のお話　
朋誠堂喜三二の『文武二道万石通』
や
恋川春町　『鸚鵡返文武二道』もバカ売れ
むかしむかし
江戸ではなく平安時代
松平定信ではなく菅原道真が文を奨励
「天下国家を治める」
≒「いかのぼりを上る」様なもん

「いかのぼりを上る」▶︎「天下国家は治まる」
→みんなで凧揚げ🪁　わーい　みんな極端
もとの濁りの　田沼恋しき
　(賄賂でない賄賂)
みたいなジョーク書いて
春町は自殺に追い込まれてしまう😢
春町は譜代大名
喜三二は外様大名
(親藩＝親族、譜代＝家康前からの身内、外様＝外)
春町の方が身内ゆえ　お上の怒り💢は大きかった

執筆を依頼したTSUTAYAさんも
辛かったことだろう
米不足による米価高騰は止まらず
お上は💢ピリピリ
言論統制がだんだん厳しくなったからだ
紡績業界に大きな功績を残した鹿島萬兵衛は
当時を次のように回顧している

旧幕時代の書物には、政治上のことは勿論、徳川家に係ることは些細のことでも記載せず、うつかりやると軽くて江戸構へ、少し重く取らるる時は遠島などといふ目に逢ふ

鹿島萬兵衛「江戸の夕栄」

それでも
山東京伝の「仕縣文庫」他の
洒落本を
　　(前稿　「鎖国って嘘やったん？」⬇️参照)
統制網をを掻い潜って
「教訓読本」として
出版する挑戦に出た
が
蔦屋さんはとうとう
出版取締令で処罰されてしまう
そして　その後
一枚絵の
写楽　発掘へと続く。。。
写楽の絵には
文字がないからね
しかし
時代は
④ 1833ー7 天保の大飢饉
→1837 大塩平八郎の乱
苦境　苦境　苦境💦

南総里見八犬伝を書いた滝沢馬琴は
TSUTAYAさんのやり方を
若干批判している

洒落本は発禁本だったにもかかわらず、重三郎は利益に目がくらんで京伝をそそのかし、洒落本を出版した。幕府の目を晦ますため、洒落本を入れる袋に「教訓読本」と記す偽装工作まで施した。寛政三年正月に出された京伝の洒落本は大ヒットし、版元の重三郎は大いに利益を得たが、町奉行所の耳に入って吟味を受けることになった。一同利欲に目がくらみ、取締令に違反した書物を出版したとして、京伝は手鎖五十日、重三郎は身上半減の闕所、行事二人は軽追放となった。

曲亭＝滝沢馬琴『伊波伝毛乃記』

いやいや
馬琴さま
あなたもかなりその後
やりましたけどね
「南総里見八犬伝』で
伏姫と犬の八総との人獣交婚
書きましたよね
これ
かなりよね
歌川国貞は「恋のやつふぢ」において
父親の里見好実が望遠鏡で
娘と犬の人獣交合シーンを

見たかもしれない幻視を
望遠鏡を思わせる円形の中で描いている

江戸の視線
江戸の明るさというのは
見たけど見なかった
辛いけど辛くなかった
定信じゃない道真
浅間山でない佐渡金山
犬ではなく人
男だけど女

という
現実はわかっていながらも
夢との境界がゆるゆるな
生きる力だったのではあるまいか
バレバレなんだけどね
駄洒落はお洒落
女たちは
若衆　(男ー女　ゲイ) のファッションを真似
男同様
長い髪を高く結い上げて男化
＝いまの「日本髪」
そんな「洒落」ならん「洒落」が
お「洒落」

「女が美しいのは、女が男に似ているとき」
「リュシアン(男) は　女のでき損い」

バルザック「浮かれ女盛衰記（下）

フランス🇫🇷革命後の
バルザック(1799ー1850) の表した
代理＝媒介性　
非同一性のルソー遊び　も　浮世遊び　だったが
同性愛で投獄されたオスカー・ワイルド
が
江戸という
ドッペルゲンガー＝アバター
欠如🟰非同一
を愛する
同性愛＝変身の洒落を
楽しめる浮世に住んでたら
幸せだったかもしれない

悪のヴォートラン🟰　善のリュシアン　
写楽　🟰　非「写楽」

歌川国利　「猫の温泉」見て　⬇️
誰も
いや　猫は水嫌いだ
温泉♨️など入らん
なーんて言わないよね
遊びは遊びのルールゆえ
洒落は洒落ゆえに
お洒落なのだ

蔦屋重三郎の遺してくれた粋に
感謝🥳
これ　
子どもの
子どもらしからぬ　なんか吸引してる行動　⬇️
と　スルーする
大人の大人らしからぬ
コメディ笑笑
by 山東京伝　(ツタヤ様と共に罰を受けた作家)

そして
葛飾北斎が描いた当時のTSUTAYAさんのお店⬇️
看板に蔦屋家紋が見られる

底本
以下三冊📕

「春画のからくり」には
アバター論も入っていて面白い
以下
関連稿💟
フランスのアバター世界と
江戸の鎖国の非鎖国性もどうぞ❤️‍🩹

噴火🌋に飢饉な江戸の洒落ならんお洒落😀「TSUTAYA」がフランスにあったなら？(べらぼう予習)

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