しないといけないと強く思うほどできない
前回の記事「すごい人になるには」の続きです。
ところで、私は自分の所属している団体で、家計簿をつけることを勧められています。私自身、母もつけていたので家計簿はつけていました。でも、子どもが小さい時は滞ることが増えました。
まして、この団体の勧める家計簿は、費目が多く、予算も立てるというものです。一度手をつけたものの、すぐに挫折してしまいました。その後、ウェブ上で使う家計簿が出て、そちらを使っていますが、これでも細かすぎてすぐ滞る。
家計簿をつけなければ、と思うと余計できない。
家計簿には限りません。
想像してみてください。
自分でやろうと決めたことをしなければ、
しないといけないと強く思うと余計にできない。
人はそんなところがありませんか。
それより、
人に頼まれた仕事、
締切のある仕事、
責任のある仕事
を先にします。
だってそれには、
待つ人がいる。
褒めてくれる人がいる。
そっちの方を先にしてしまうものです。
つまり自分のことがお留守になってしまうのです。
私は今年この団体で、自分の地域でのリーダーの役を受けています。
そうすると人に対して責任のあることを先にしてしまう。
それで忙しくなってしまう。
人は仕事を切り替えることは難しく、
慣れたことは淡々とやりやすい。
だからこそ余計に、そちらに力を使うことが加速する。
そんな私を見抜いて、グループの中でもより近い位置にいる70代の先輩からこんなことを言われました。
「自分のことを先にしてよ」
まるで、自分のことをできていない人が他者のために何か成すことはできないと言われてるようで、自分がしていることを見透かされたような気がしました。
でも、それはその方もそれまでに、他者に対して責任がある方を先にして来た経験からの発言でした。
でもそれからも私は、
時間が空いたらすると思ったり、
1日のうちどこかでルーティンに組み込めばできると思ったりしたものの、
時間が空いたら空いたで、他のことをしてしまっていました。
「やらないと」と思うと、余計に気が向かないのでしょう。
また、習慣になっていないものは、1からのスタートになり、余計に億劫になるんでしょう。
家計簿だけではなく、
自分がやろうと決めたことをできない、
目指すものが大きいと先が遠すぎてやる気になれない、
そういうところが自分にあるのを気付いていました。
続く