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作り笑いの仮面を被った、怒れる(イカレる)人
「楽しいから笑うんじゃなく、笑うから幸せになる」だって?
イイヒトぶって仮面を作って。
いつになったら仮面を外すんだい?
笑えない自分がいるなら、思いっきり泣いたらいい。
痛々しい作り笑いより、自然な涙は美しい。
「口角を上げると楽しい気分になるよ!
だから落ち込んだ時は口角を上げましょう!」
という言葉をご存知の方も多いと思うのですが、
これは半分本当で半分罠です。
まず口角を上げると楽しい気分になるというのは本当です。
実際、脳の働き上
「楽しい表情をしているということは楽しいはず」
と錯覚してくれて、一時的なのものではありますが楽しい気分にはなれます
が、そもそも、
「落ち込んだり不機嫌である自分はダメだ」
「人を不機嫌にさせちゃいけない」
「空気読まないといけない」
「嫌われちゃったらどうしよう」
と不安感や寂しさ、そして人に嫌われないために口角を上げて
笑顔を作り好かれる努力をしているなら、
口角を上げる前に一度正直な自分の感情に向き合った方が良いです。
さもないと弱い自分への自己否定としての
【笑顔の自分】になってしまいます。
それが何十年と繰り返されると
「あなたはいつも穏やで良いわね~」と言われるけど
実は腹の中ではしょっちゅうブチ切れている人になったり、
果ては「寂しさって何?」と
自分の感情すら分からなくなってしまったりもするでしょう。
つまり作り笑いの仮面を被った、怒れる(イカレる)人です。
実際、私自身が自分の感情すら分からない人間になっていました。
ですが、変わることはできます。
ですので、残念ながらすでに自分の感情がよく分からなくなっている。
作り笑いや空気を読むことが癖になっている。
という方の場合には、
単純に「どうして?」と自分に質問してあげることをおススメします。
一例を挙げると、
「不機嫌だと人から嫌われちゃうかも」
→「どうして嫌われちゃいけないの?」
→「嫌われたら寂しくて仕方ないから」
と、こんな具合に。
このケースで言うと、
ここで【寂しい】という感情が出てきたので
「なんだ、私は人から嫌われたくないんじゃなくて、寂しいだけなんだ」
と自覚し、ただその寂しさに寄り添ってあげたら良いんです。
自分で自分にヨシヨシ、なでなでしてあげる。
鏡に向かって「寂しかったんだね。よく頑張ったね」と言ってみる。
など、子どもが両親からして欲しがることを
自分で自分にまずやってあげましょう。
その上で「で、ほんとはどうしたいの?」の応用もできます。
「人から嫌われたくないとしたら、ほんとはどうしたいの?」
「空気を読まなくていいとしたら、ほんとはどうしたいの?」
「涙をこらえなくていいとしたら、ほんとはどうしたいの?」
思考は常日頃あれこれとやらない理由、できない理由を見つけてきますから
じゃあもしその問題がないとしたらどう?
と視点を切り替えてあげることによって本音を導きだすのです。
これはセルフセラピーとしてもかなり使えるので、
実際に試してみてください。
きっと、普段では辿り着けなかった、びっくりするような本音が
出てくる人もたくさんいらっしゃると思います。
ちなみにこれは、
今回の作り笑顔シチュエーションに限らず、
起業・結婚・お金など日常生活の悩みにも応用できます。
「もし絶対に失敗しないとしたら、企業する?」
「もし誰からも反対されないとしたら、結婚する?」
「もしお金に全く困らないとしたら、何をする?」
表面的な問題がないとしたら?
という視点を持って自分の望みに向き合ってみる。
そうして出てきた肚の声は
すぐに100%実現できるものではないかもしれません。
だけど、ほんの少しずつでも叶えていってあげる。
もちろん最初から全てうまくいくわけではありません。
失敗もしますし、挫折も絶望することもあるでしょう。
でもそもそも自分の意志で選択した道。
だからこそ肚をくくって進んでいく。
落ち込んだり、弱音を吐くこともあるかもしれないけど、
そんな自分に寄り添って一歩ずつ進んで行ってあげる。
そうやって進んで行った先に、
気がつけば本当に心から笑えるようになった自分がいるでしょう。
☆口角を上げる前に、自分の正直な感情を見つめる
~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~