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人に語ることで本物の知識になる

人の記憶とはあてにならないもので、
どんなにいい本を読んで、どんな感動しても、
時間の経過とともに内容を忘れていってしまいます。

「面白い本だった」ということは覚えていても、
詳しい内容はほとんど忘れてしまう。

きっとあなたも心当たりがあるでしょう。

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この理由は簡単で、読書が受け身なまま終わっているからです。
情報を知識としてインプット(入力)するだけだと、
結局は記憶力の勝負になります。

そしてわれわれなまけものの記憶力は、かなりいい加減なものです。

そこでわたしは、面白い本を読んだらその内容を人に話す、
というルールを設けています。

情報をインプットするだけで終わらず、
積極的にアウトプット(出力)していくわけです。

他者になにかを説明しようとするとき、
われわれは頭の中で情報を「再構築」することになります。
内容を思い出し、そのポイントを整理して、理論を組み立て、
疑問点をひとつずつ解消して、自分の言葉に変換していきます。

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つまり、それまで借り物でしかなかったあやふやな知識が、
しっかりと道筋の通った「本物の知識」になっていくのです。

しかも、だれかに説明するのだからごまかしがききません。
自分ひとりで読んでいたときにはなんとなく流していた疑問点にも、
ある程度納得のいく答えを用意しないといけません。
あいまいなまま放置しない、強制力が働くのです。

また、人に話しながら自分自身が新たな気づきを得ることもありますし、
会話の中から意外なアイディアが生まれるという効果もあります。

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☆人に語ることで本物の知識になる

本を読む(借り物の知識)
  ⇓
【再構築する】
  ⇓
自分の言葉で語る
  ⇓
本物の知識になる


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

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