今週(7/1)のマーケティング思考力を鍛えるのに参考になる記事5選
W杯は決勝トーナメントに入り、さらに盛り上がってきていますね!
サッカーモードから徐々にマーケティング思考へ切り替えていきましょう!
今週もマーケティング注目ニュースをまとめました!
月曜日の仕事開始前にでも、トレンド把握、普段の仕事の当たり前を疑うためにご覧いただくことができればと思います!
①アマゾンのリアル店舗での戦略が明確に —— ポイントは滞在時間の短縮 | BUSINESS INSIDER JAPAN
#オムニチャネル #デジタルマーケティング
アマゾンGOの狙い=5分以内の購買(マイクロトリップ)を追求する方針を打ち出している。買収したホールフーズ全体で「マイクロトリップ」が8.7%増加とのこと。
全ての小売業がAmazonGOのコンセプトを真似して効率性を追求しても失敗すると思うので注意は必要!
大切なのは、自社の体験コンセプト。
コンセプトとして、長く滞在してもストレスない体験設計をするのか、素早く行動まで促すのかは明確にしておくことが大切かもしれない。
下記2記事は、買い物体験を考える上で参考になります。
ネットにおける素晴らしい買物体験をリアルに Amazonのビジョンを学術論文で検証してみる (1/3):MarkeZine(マーケジン)
買物価値は「快楽的な買物価値」と「合理的な買物価値」の2要素で構成されています
行列店に30分並ぶより、スタッフを3分待つ方がツラい? -- 店都合で待たせることはサイトページの読み込み中の状態 | 現場運営 | 先の見えない販売員たちへ | 商業界オンライン
顧客になる前と、顧客になった後では期待値が異なるということ。
ユーザーの期待値を把握した上でのコミュニケーション設計が必要!
※ユーザーの期待値をコントロールするのがプロモーションであるという認識をもっておくことも大切だと思います。
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②3分でわかる、LINEカンファレンス衝撃の4大発表 —— 仮想通貨から決済まで、一気読み:LINE CONFERENCE 2018 | BUSINESS INSIDER JAPAN]
#決済 #アドテク
個人的には、シンプルにキャッシュレス化" 8月から中小企業でLINE Payの手数料が0円に"が気になる!
ビジネス版LINEのLINE WORKSとLINE Payが中小企業の仕事インフラとして根付くかどうかに注目したい。
LINE Payが普及すれば、LINE Adの普及率も比例して伸びてきそう。
LINE Adの特徴も確認しておきましょう。
LINE Payの競合サービスである、Pringを運営するメタップスは、決済データと広告を連動させる研究を進めていますね。
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③渡辺直美さん 「ネットで最も影響力ある25人」に 米タイム誌 | NHKニュース
#SNSマーケティング
SNSマーケティングは企業より個人から学ぶことが100倍くらいある。
要チェックです↓
渡辺直美さん@watanabe_naomi
ゆうこすさん@yukos_kawaii
このお二人の最先端SNSを使い倒すスピード、コンテンツの質、ブランディングの上手さは、組織が太刀打ちできないレベルになっていると思う。
ゆうこすさんのIGTVレポートは必読!動画マーケティングのヒントになるポイントも盛りだくさん。
IGTV使ったことない人は、まずインストールしましょう!
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④#マーケティングでたぶん役立つ社会学 「無敵の人」と名付ける意味とラベリング理論|sagako|note]
#コンテンツマーケティング #キーワードマーケティング
マーケティングの仕事をするのであれば、トレンドワードの社会背景を想像する、この後にどんな行動が生まれるのかを想像する癖をつけることが大切。
トレンドワードという点だと、このメルカリが出しているレポートは必読!
自分は半分くらいのキーワード知らなかった・・・
メルカリ凄い!と言っているだけではなくて、メルカリ使って時代の空気をインストールしよう!
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⑤NewsPicks #さよならおっさん 問題考察の長文|山口義宏@インサイトフォース|note
#ブランディング
Newspicksが炎上してますが、この一件からブランディング、マーケティングについて学べることは多そう。マーケッターとして、ユーザー目線だけではなくて、自分だったらどうするか?という視点をもつこと大事。
自分も考えたことをnoteにまとめました。
Newspicksの今回の「おっさん騒動」がブランディングの失敗なのかと問われると、どうでしょう?
自分も考えましたが、答えはNOだと捉えています。
だって、Newspicksというブランドに対する好き・嫌いがSNS上で議論され、今までNewspicksに興味がなかった人がブランドを認知している。
炎上していても、すごい効果なわけです。
改めて思ったのが、ブランドを支えるのは、1%の熱狂者だということ。
99%が反対したとしても、1%が超絶熱狂していれば、ブランドとしては成功だと思うのです。
ブランディングとは、ポジションをとることであり、万人に好かれることではないから。
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今週のマーケティング思考力を鍛えるニュースは以上です。
トレンドを常にインストールして実践する、事例分析(マーケティングトレース)から思考力を鍛えることは両軸で行なっていきたいと思います!
月曜日から仕事楽しんでいきましょう!
先週読んだマーケティング本の紹介
今週のニュースでも触れている買い物体験の変化を考える上で参考になる本です。Amazonの脅威に対して、小売業のリアル店舗が生き残るヒントはメディア化にあると分析されている。
今日とは違い、実店舗は消費者の購入プロセスの終着点ではなくなり、出発点になる。そして現実の体験が呼び水となって、消費者は長期にわたりブランドとのデジタルな関係を構築するようになる。消費者の暮らしのさまざまな瞬間にブランドとの深い絆を築き上げるうえで、店は、身体、感情、知性のすべての面で強力な起爆剤の役割を担う。だが、そのほとんどの瞬間はネットワークに接続されたデジタルなものになる。そこで小売業者は、チャネルの視点(モバイル・アプリ、ウェブ、実店舗、ソーシャルネットワークなど) から新たな顧客体験を考えるのではなく、ブランドと消費者の関わり合いや遭遇の瞬間こそ、正念場と捉えなければならない。
リアル店舗の役割は、直接購買ではなく、ネットでの購買を促すための場になるという流れが予測されている。そうなると店舗内のユーザー行動測定→間接効果を検証するニーズが出てきそうな予感です。