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ザワヒリ容疑者暗殺を称賛する者にテロを非難する資格はない

 アメリカ合衆国は国際テロ組織「アルカイダ」の最高指導者であるアイマン・ザワヒリ容疑者を殺害した。

【8月2日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は1日、米国がアフガニスタンの首都カブールで現地時間7月31日に国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者アイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者を殺害したと発表した。

 バイデン氏が殺害を最終承認し、民間人の犠牲者は出ていないという。

 バイデン氏はテレビ演説で「正義は果たされた。このテロリストの指導者はもういない」と述べた。

 米高官は、カブールの民家のバルコニーにいたザワヒリ容疑者を無人機攻撃で殺害したと説明。ザワヒリ容疑者がカブールに滞在していたことは、米国とアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)が2020年にカタールの首都ドーハで署名した合意に「明らかに反している」と指摘した。この合意には米軍のアフガン撤退に向けたプランも示されていた。

 米国がアフガニスタンでアルカイダの容疑者を標的に国外から攻撃を実施したのは、2021年8月31日に同国を撤退して以来初めて。

 ザワヒリ容疑者は、2001年9月11日の米同時多発攻撃を首謀した初代指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者が11年にパキスタンで殺害された後、アルカイダを引き継いだ。米政府は2500万ドル(約33億円)の懸賞金をかけていた。(c)AFP

AFP「米、アルカイダ指導者を殺害 バイデン氏「正義は果たされた」」

 報道を見る限り、これは極めて暗殺に近い状況だ。

 米高官は記者会見で、現地時間7月31日朝にザワヒリ容疑者がアフガンの首都カブールの自宅のバルコニーに一人で立っていたところを米無人機からヘルファイアミサイル2発で攻撃したと説明した。

「米、アルカイダ指導者殺害に「忍者爆弾」使用か」

 他国の領域で政府機関が裁判にもかけずに人を殺すなど、不法なことである。
 「テロリストは悪い奴だから殺してもいいだろ」という人間は、自分がテロリストと同じ思考回路になっていることを知るべきだ。

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