脳出血で片麻痺
繰り返しシツコく書く…。
50歳となる誕生日の前々日、10年前の10月12日、朝方、友人宅で脳出血を起こして倒れた。左視床下部に37㍉。そして、ステージ3の右片麻痺、第2級の身体障害者となった。
倒れてから、実家のある熊本に帰って来たのだが、退院してからも、熊本地震、認知症になった両親の介護、そして、死と続いた。
時には、右片麻痺の不自由な身体にイライラしながらも、大抵のことは独りでいろいろとこなしてきた。
クルマも免許を更新して、ハンドルスピナーだけの、特別な改造なしで運転するようになった。
病院は、降圧剤を処方してもらうだけで、規定の時間を終えたら、リハビリに通うこともなかったので、入院中からネットでリハビリ他関連情報を調べていた。
まずは、退院した翌日から家の周りを歩き始めた。最初はステッキを持たずに強引にバランスを保って歩いていた。ステッキを持って程なくして1万歩を突破できるようになった。これまでに最長は続けて約3万5000歩。
当初のようにほぼ毎日、ガムシャラに1万歩をこなすことはなくなったが、今でも週に2回は1万歩以上を歩いてる。
やっぱり運転できるようになって車を使うことが多くなった。(^◇^;)
でも、もう習慣となってるので全然歩かないと気持ちが悪い。
ただ散歩のように漫然と歩いてるのではなく、真冬でも背中に薄っすらと汗をかくくらい、坂を上ったりして、なるべく息が上がるように“早歩きウォーキング”を意識している。自分の意思で右膝が上がらないので、上から押さえるように意識して曲げながら。
ウォーキングの効果はと言えば、健康になった?ことぐらいだと思うけど、目的はリハビリというよりも脂肪燃焼をはじめとする身体作り。
それでもウォーキングの途中で以下のリハビリをこなしてる。
・ナンバ歩き(体幹を鍛える)
・麻痺の右脚の足首辺りを左足首に付けて歩く(ぶん回し歩きの矯正)
・道路上にラインを想定して沿って歩く(バランスを保つ)
・左右交互に脚を前後に振る
・片足立ち
・後ろ歩き(麻痺側に顔を向けて)
・右脚を上げる(膝を曲げてなるべく上に)
・大股歩き(麻痺の右を中心に)
・台となるようなところで上って下りる
・横歩き(左右、身体を横にしてカニ歩き)
・回転歩き(クルクル回って進む)
・スケート歩き(滑るように歩く)
・反復横跳び
・小走り(最後に一生懸命走ってるつもりで 笑)
家では、自重とダンベル等を使った体幹トレーニング、腹筋、スクワットが中心。
右片麻痺でバランスが悪いため、身体の中心、体幹を鍛えるリハビリトレーニングは欠かせないと思う。
麻痺部位を動かすのは麻痺の改善よりも筋肉や腱が固まらないためだな。
例えば、ファミレスで、ドリンクバーから遠い席に座って、席まで、こぼさず、揺らさずにコーヒーを運ぶ…これもリハビリだと思って。体幹がしっかりとしてれば“ブン回し歩き”でも大丈夫だと確信して。
その前に、駐車場では、わざと店から遠い距離に停める。より多く歩くためだ。
とにかく片麻痺の身体になってしまったからには、365日24時間(横になってる時も麻痺側に力を入れたりして)、リハビリを意識することが理想だな。
プロに任せたり、ネットなどで情報を得ても、基本は、自分で自分の身体を知ろうとする努力をすべきだと思う。自分の身体のことだし。プロとはいえ、健常者がほとんどで、相手は免許を取って施す側で、全面的に信用して委ねていいのかという疑問もある。
自分の意志でいろいろと試して、効果がありそうだと思ったら続けてみる。試行錯誤することも、一部が壊死してしまった脳のリハビリだ。