【洋画】「ラ・ラ・ランド」
やっと観たのだ「ラ・ラ・ランド(La La Land)」。2016年の、デイミアン・チャゼル監督によるアメリカ・ミュージカル映画だ。Amazonプライムにて。
全編、楽しく歌って踊るミュージカルってわけぢゃなくて、後半はシリアスな現実のドラマの要素も入って来て、アカデミー賞をはじめ各賞を受けているけど、なんか中途半端な感じがして、ラストの夢が展開するシーンも、一途な恋至上主義の俺には納得いかないなぁ。
同じような悲劇のカラフルなミュージカル映画でも、フランスのジャック・ドゥミ監督の「シェルブールの雨」や「ロシュフォールの恋人たち」の方が全然良いな。
基本、ロスで女優を目指すカフェで働く女の子(エマ・ストーン)と、好きなジャズをやる店を持ちたいピアニストの青年(ライアン・ゴズリング)の、ミュージカルには定番の恋と成功物語で、プロローグの冬から始まり、春、夏、秋、そして、ラストの5年後の冬と季節ごとに展開していく。
ラスト10分くらいは、過去が望んだ夢となって走馬灯のように描かれるが、なんか安っぽく思えてしまう。“現実離れした夢見る”2人だからそれで良いのかもしれないが。
激しく燃える恋愛関係にあった2人でも、努力をせずに成り行きに任せていたので、別々の道を歩むことになったから、俺には安っぽく思えたのかもしれない。
とにかく平凡で安っぽくて思えて俺の好みではなかった。最後は男と女の違いも出て切なかったけど。
意外とミュージカル場面が少ないし、センチメンタルなデート映画くらいにしか思えなかった。
エマ・ストーンは魅力的だ。ハリウッド周辺には、アメリカン・ドリームを夢見る若者がウジャウジャしてるのだろうか?
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。