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母と待ち合わせをする予定だったが、その予定を母は覚えているだろうか。 電話しても繋がらな…
東京・下北沢の定食屋でランチを注文する。 前の席には仲睦まじい若いカップルが座っている。 …
届け物があって、先輩の会社を訪問する。 会社は畳敷きの古民家で、隅にちょっと埃が溜まって…
ピンポーン。はーい。 多分、宅配便だ。 下に行って玄関を開けると、いつもの人と違う。 無言…
都会のタワー型駐車場。 新しい彼女と俺は、螺旋型の階段を駆け上る。 なぜ急いでいるのかは明…
ドアを一歩出ると、一面の銀世界。 遠くの山から足下まで、まだ穢れのない真っ白な雪で覆われ…
残業を終えて周りを見渡すと、誰もいないと思っていたオフィスには彼女が残っていた。 あまり気にしたこともない彼女だが、2人でオフィスを出ることになった。 一階の玄関を出ると、そこは、横を透き通った小川が流れている、風情のある細い小道があり、彼女と2人並んで歩く。 彼女の半透明のバッグからリップとコロンが見える。 俺は急に彼女に女らしさを感じる。 気付かれないように、彼女の横顔を見る。 俯き加減に前を見ているクリッとした小動物のような目、ちょっと上気したような薄赤い頬、グロスを塗
何処か大きな書店に設られたステージで、独り、詩の朗読をすることに。 通りがかりも含めて、…
久しぶりの悪夢。ハッと起きて夢かぁとホッとした。 酷い統失だった元妻と弟と3人で、東京の…
町を歩いていたら、以前、母がお世話になった高齢のヘルパーさんとバッタリ会う。 「時間あり…
元カノが、自分の意思とは無関係に神経が暴走する病気に罹って、その彼女にタコ殴りされるとい…
昔、好きだった子と食事に行く。 でも、彼女、元気がない。 少しづつ話を聞くと、どうやら職場…
ある、有名な女性の詩人に話を聞くために、彼女のためのパーティーが開かれている会場へ足を運…
朝方、確かに、ホッコリする平和な夢を見たんだが、オシッコしたら全部忘れた。 夢って、記憶の引き出しに入らない、軽い、突発的なものなのかも。もしくは、現実で起こったことを、記憶として残すために脳が自主的に都合の良いように整理してるだけの作業なのかもしれない。 だから経験した材料を使いながらも、矛盾や不条理、混乱、カオスが発生するのだ。