育休明けの「浦島太郎」不安をAIで解消したら心がスッと軽くなった話
育休は子育てに集中するための大切な時間ですが、そこには大きな不安も伴います。その一つが、育休明けに「浦島太郎」状態に陥ること。
私自身、この情報から取り残される不安が最大の悩みでした。
そこで試したのが、情報が集約されるSlack投稿を整理・保存するAIの活用です。このAIは情報を自動で取りに行き、復職後に簡単に確認できる形で整理・保存してくれます。このAIのおかげで、情報断絶の不安から解放される可能性が見えてきました!
※本記事は、会話型AI構築プラットフォームmiiboを開発する株式会社miiboの提供です
育休と不安の葛藤
周囲に育休取ることを伝えると、「仕事は忘れて育児に専念してね!」と温かい言葉をいただきます。その一方で、日々更新される社内やAI関連の最新情報から切り離される不安も同時に膨らんでいきました。ただ情報を見てしまうと仕事モードに戻ってしまう恐れもあり、このジレンマが大きな悩みでした。
お休みメモを作ってみた
この課題を解決するために、社内メンバー協力のもと、弊社サービスのmiiboを活用した自動AIメモ『お休みメモ』を作ることにしました。これは、全体or自分宛のSlack投稿を自分から読みに行き、復職後の確認を楽にしてくれる形でNotionに整理・保存してくれるものです。
メモ作成の負担を軽減し、復職後の確認作業をシンプルにするため、以下の2つのポイントを特に意識しました。
ポイント①:メモ作成の負担をゼロに!
『お休みメモ』において肝心なのは、情報が網羅されていることです。
そこでメモする負担をなくすように、人がAIに指示するのではなく、AIが勝手に情報を読みに行く形にしました。具体的にはSlackで対全体(@channel/@here)、対個人(@私のアカウント)への投稿がされると、AIが自動で確認します。
さらに、スレッドの内容も自動で読み取るようにしました。というのも、スレッドでのやり取りに続けて「これ今度相談させて!」のように、やり取りを見てくれる前提で他人をメンションすることも多いためです。
そこでAIにも同様の機能を持たせ、メモする側に新たな手間が生まれないように工夫しました。
ポイント②:復職後の自分に優しく!
メモされていても確認が大変であっては意味がありません。そのため、自分がどんな観点でキャッチアップしそうか考慮し、以下の情報をAIに自動で整理してもらうようにしました。
また「優先度は対応必要なものを高くしたい。でも締切が復職日より前なら下げてほしい。」といった自分なりの観点を判断基準に与え、復職後の自分が嬉しい形を模索しました。
テスト結果と今後に向けて
実際に年末年始休暇でテストしてみたところ、年明けの情報キャッチアップが圧倒的にスムーズになりました!
実際の育休は3か月間なので、想定外の問題が出て来る可能性はありますが、AIの力を借りることで心配は大幅に軽減されました。これで安心して仕事を離れ、育児に全力で向き合いたいと思います!
そして育休後には結果を振り返り、ブラッシュアップを行い、最終的にはこの取り組みが社会課題解決に貢献できればと期待しています。
みなさんも、休暇明けの「浦島太郎」状態に悩むことなく、安心してお休みを楽しみませんか?