自己紹介|はじめてのnote[32]
おっと。きっとあなたは、こんなつまらないはじめての自己紹介は読んでて退屈だろう。だからもっと、ストレートな自己紹介をしよう。
大学を卒業するまで、僕は東京都文京区で生まれ、東京の下町、コンクリートジャングルに囲まれて育った生粋の東京人。区をまたいで台東区の小学校へ通い、中学受験をして中高一貫校へ進学、高校へ入学後は小学校から続けてきた野球をした。初めての硬式ボール、甲子園に憧れた高校球児は気持ちが先走り、一生懸命練習した。その結果、入部後すぐに肘の靭帯を損傷・部分断裂をする大怪我を負った。
最悪の気分だった。投球練習中に「プツ」っと僕だけが聞こえる音がした。
怪我をしてから、約1年まともな投球練習ができなくなり「俺の野球人生終わった」と頭が真っ白になった。未来が見えず絶望していたそんな時、当時野球部専属のトレーニングコーチ(Strength&Conditioning Coach)から筋トレの手解きを受けた。
筋トレはもちろん、野球選手としてどのような筋肉をつける必要があるのか、解剖学的視点はもちろん、栄養に関しても教わった。3年間も勉強したのだから、高校生ながら専門学校生に相当する知識を得られた。
当時からBIG3と呼ばれる筋トレの種目、ベンチプレス・スクワット・デッドリフトなど、フリーウエイトを中心に行なった。野球は絶望的に下手クソだったが、筋トレを通して身体はひとまわり以上大きくなった。当時からスクワットは170kg以上の重量を普段のメニューで行えたことから、人間、やるべきことをやれば結果は出るんだなーと実感した最初の出来事だった。
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高校野球を引退し、受験勉強を始めたが見事に全落ちした。
高校を卒業して進路がない自分を支えてくれたのは、野球ではなく野球部所属時に出会った「筋トレ」だった。
周りは大学に行く人、就職する人、海外の高校へ行き直す人、とさまざまだった中、僕は行くところがない。
また、当時は家庭の事情も相まってメンタルは最悪。今でも忘れられない。簡単に言うと、父の事業が失敗し、離婚しないと借金がこちらに降りかかってくるような状況になり、離婚せざるを得なくなったのだ。両親はお互い嫌いだから離婚したわけではないのは高校生ながらわかっていたけど、きっかけは何であれ両親が離婚したのだから、まともな状態ではいられない。(泣く泣く家も手放すことになる)この、「10代のうちに全てを失う」という状況は10代の若造にとって、正常にメンタルを保ち続けるのは酷だった。
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そんな中、母は予備校に通わせてくれて、ありがたくも、もう1年受験生になれた。金銭面の問題から、GUでアルバイトをしながら勉強した。家庭状況に落ち込む暇もなく、僕のために昼夜働く母を少しでも喜ばせたくて勉強に明け暮れた。こんな不安定なメンタルの中、最後の最後まで勉強を続けられたのは「筋トレ」を通して培った「継続力」「忍耐力」「やり抜く力」・・・だと感じる。
思い返すと、なぜ筋トレしているのかはここが原点。どんなつらい状況でも立ち上がること。途中で投げ出さず、諦めず、前進すること。筋肉以上に、僕は当時の過酷な状況を乗り越えられるための「強靭なメンタル」を手にいれるため身体を鍛えた。僕が持つ諦めの悪さはここから来ているのだろう。
死ぬ気で勉強したけど、第一志望校の「早稲田大学」には届かなかった。「教育学部社会科・地理歴史専修」は補欠候補者に入れたが流れてしまい、滑り止めの大学へ入学した。
第一志望校に入学できず、最悪な気分で入学式を迎えたが、「この悔しさを4年間にぶつける」と心に決めた。
・・・そんな決意はどこへ行ったのか、大学入学後は1年勉強した反動でめちゃくちゃ遊んだ。
大学にいくと、色々な経験や誘惑に駆られることになる。期待以上に楽しい生活、気の合う友人たちと遊んで、飲んで、時には身体を動かして、常に騒いでいた。
その後、目標のなくなった僕は、堕落した。
昼過ぎまで寝てるような、どーしょーもない大学生になってしまった。1限は朝起きれずもちろん遅刻。その結果単位を落とすのは当然のこと。テスト勉強をしても身が入らず、上期で卒業必須の単位が1つも取れなかった。入学時に心に決めたことはどこへ行ったのだろう。
「法学部法律学科」、なんとも響きのいい学部に入ったわけだが、ここまで勉強が難しいとは・・・。奨学金を借りて大学に行かせてもらっている身、さすがに「これではダメだ」と気づき下期から猛勉強した。(教職課程を取っていたので、4年間で209単位を取得し卒業した)
しょーもない大学生活をやめるため、続けていた筋トレを「仕事に出来ないか?」と考えフィットネスクラブにアルバイトとして入社した。当時は東京駅近く、八重洲の飲食店でアルバイトをしていたが性に合わず、「自分が得意なことを仕事にして働く方が楽しいだろうな」と学生ながら考えていた。
トレーナー業は楽しかった。「筋トレ」は好きだし得意なこと、かつ人に「教えること」も苦ではなく段々得意なことになった。
高級住宅地が隣接する場所なだけに、日々活躍されているビジネスパーソンが集まるジムだった。会社の重役たちがたくさん来ていたし、芸能関係者もちらほら。まさにTVで見る芸能人もこぞって来ていた。
守秘義務の都合上、誰とは言えないけどおそらく僕と同年代、または年上の方なら一度はTVで見たことがある人たちが、普通に目の前を歩いていた。挨拶をしたり、普通に雑談を交わしていた自分が今でも信じられない。
「彼ら、彼女らをいかにしてベストな身体に導けるのか」
ダラダラとやる気のない日々を過ごしていた僕にとって、この新しい目標は新鮮だった。ここでは2年ほどお世話になり、引っ越しの都合で別のフィットネスクラブで卒業までお世話になる。
次のジムでもお客様や一緒に働くスタッフに恵まれ、充実する2年間を過ごした。大学卒業後も交流があるのはとてもありがたい。(毎年の近況報告はすでにイベント化している)
大学在学時ではBIG3と呼ばれる種目、スクワット(Max 210kg)・ベンチプレス(Max120kg)・デッドリフト(Max240kg)の重量は記載の通りでかなり伸びた。高校時代では挙げられなかった重量を挙げられるようになった。
肘の位置、肩甲骨と股関節の使い方がうまくなればなるほど、重量は比例して伸びていくことがわかった。
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さて、大学を卒業し、社会人になった。
社会に出ても筋トレはしていたが、身体の見た目は大きく変わらない。あれだけ頑張っているのに。というか人の3倍くらい筋トレをしているのに。
いわゆる、パワーリフティング的トレーニングをずっとしてきたので、神経系はかなり鍛えられていた。しかし、社会人の僕が目指す身体は誰が見てもカッコいい身体。スーツが似合い、逆三角形の身体に6パック、分厚い胸板が欲しかった。
でも・・・なぜ身体の見た目は一向に変化しないんだろう?
扱う重量は伸びていくものの、身体の見た目は全く変化がない。「筋肉の形を作るための、筋トレをする方法」がわかっていなかったことに気づいた。10年も身体を鍛えているのに・・・だ。自己流はダメだということに気づけた。
本場の「筋トレ」を学ぶまでは。
ご縁があり、Gold's Gym Philippinesの関係者から本場アメリカ仕込みの「筋トレ」を学ぶ機会を得た。その人は社会に出てから何十年もニューヨークで仕事をして、仕事が落ち着いたこともありPhilippinesへ移住していた。それからと言うもの、どうやったら筋肉を増やせるのか?どうやったら体脂肪を減らせるのか?いかにして付けたい部位に筋肉をつけていくのか?これらが明確になった。
ここからはその人オリジナルだが、人生において仕事と筋トレ、そしてプライベートをどのように両立していくのか?これらが徐々にわかってきた。
太るか、痩せるかではなく、自分がつけたい部位に筋肉をつけながら体脂肪を減らし、時にはプライベートを楽しむような、人生を謳歌していくようなやり方だ。鶏むね肉とブロッコリーだけ、ガチガチの食事制限をするストイックなやり方とは一線を画す。
この学びをきっかけに、2020年から現在手掛けるボディメイク事業に取り組み始めた。(2021年は転職活動にほぼコミットしたので2024年が実質4年目)
また、きっかけは違えど、僕も筋トレの本場アメリカ(行った地域はSan Jose, Santa Clara, Cupertino, Mountain View, Sunnyvale)へ足を運んだ。何ヶ月、何年もいたわけではないが、数軒ジムを行脚した中で日本では考えられないような光景を目の当たりにした。
アメリカのジムは、日本でいうボディビルダーのようなゴリゴリのマッチョな人が普通にいること。それも一般人で。土地柄たまたまかもしれないが、アジア系アメリカ人が多い印象だった。
また、周辺に位置するMenlo College, Stanford Universityなど、大学のTシャツを着ている人も多く、いかにも名門大学の学生だろう、という人たちもたくさんいた。
ジムにいる人たちの話に戻すと、地域柄、彼らのほとんどは周辺にオフィスを構えるビックテック企業(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft etc.)で働く人たちだと思われる。(2023年以降だとMATANA(Microsoft、Amazon、Tesla、Alphabet、NVIDIA、Apple)と呼ばれることが多い)
現に、身体がデカい人に話しかけてみると、LinkedIn(世界最大級のビジネス特化型SNS)で働いている人がいた。
「こんなマッチョがLinkedInで働いているの!?」パワーリフターのような見た目とは裏腹に、衝撃的だった。
また、女性も引き締まった身体の人が多かった。BIG3の種目を難なくこなしていた。キレイなフォームでベントオーバーロウをやっていた人が今でも忘れられない。(彼女は二児のバリキャリママだった)
日本だと、ゴリゴリのマッチョ、と言えばボディビルダーや格闘家などのプロアスリートが多いだろう。(もちろん、彼らのことは好きだし尊敬している。)
米国IT企業で働く人たちは頭が良く、高給取りであることは知っていたが、それ以上に「ゴリゴリのマッチョである」ことが僕の常識を変えた。
ある種のカルチャーショックだ。
また、先ほどあげた場所は、知る人は知っている通り、半導体産業が盛んで、「Silicon Valley」と呼ばれる地域。世界最先端の情報はここに集まる。この土地へ行ったことで、ソフトウェアエンジニアとしても活動するキャリアのきっかけを手にした。(ボディメイク事業を手掛ける傍ら、僕は自社プロダクトを持つ国内テック企業の現役バックエンドエンジニアとしても働いている)
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話を戻そう。
あらゆる業界、世界を見てきて改めて感じるのは、仕事と筋トレを両立するのは可能であること。
どんなに多忙な人でも運動、もとい筋トレをしている人たちをたくさん見てきた。僕も社会人生活でも両立しているし、これを読んでいるあなたもきっと出来る。
誤解してほしくないのは、「ゴリゴリのマッチョを目指そう!」と言いたいわけではない。あくまでも、目指すのはあなた自身が「納得いく身体」。フィットネス、もとい筋トレはマッチョの人以外にも必要ですから。
いうまでもないが、何事においても健康が土台となる。そのためには、自発的に自分の身体を管理できる仕組みが必要だ。
生きているうちに何かを成し遂げるなら、あなた自身が健康であることが不可欠だ。仮にあなたが、大なり小なり事業を営んでいるとして、自分が寝ていても売上が立つような仕組みを作る上でも、やっぱり健康が不可欠。だってその仕組みを作るのは「あなた」なのだから。
いやいや、「健康=筋トレ」と定義づけるのはいかがなものか?
確かにこう全てを言い切れるわけではないけど、リアルな話をしよう。
残酷なことに、私たちの筋肉は歳を重ねるごとに減る。筋肉量は20代をピークに年齢を重ねるにつれて減少し、50代から急激に減少する。
だからこそ、健康に気を遣うのであれば「運動(特に筋トレ)・食事・睡眠・メンタルケア・時間管理」の視点を持ってみては?と声を大にして言いたい。いや、日常的にクライアントへ言っている。
そんな中、日本は未だに「プロテインは身体に悪いのか?」という議論がされ、「このサプリを飲めば痩せる」悪意ある広告を流すような企業も存在するような状態。(僕はプロテインを飲みたいのであれば、飲んでください、というスタンス。食事で足りるのであれば無理に飲む必要はない)
これでは情報に左右されて路頭に迷う人が増え続けてしまう。
フィットネス業界に足を突っ込む身としては非常に申し訳ない気持ちになる。
あらゆるジムは筋トレのやり方やダイエット方法は教えてくれる。それが仕事だから当たり前ではある。
しかし、過度に追い込んで、過度に食事を制限して、毎日のエネルギーが足りない状態でジムへ通うお客様へ仕事をさせている状況にもなっていることが現状だ。(例外として、僕は目指す身体に向けて疲労を考慮しつつ過度に追い込んで、過度に食べることをしている。真似する必要はない)
現に、事故も起きるケースも出てきている。
仕事と筋トレを両立する方法なんて、どこのジムでも教えてくれない。「それは自分で考えて」と丸投げするのは、さすがにおかしい。なぜなら、圧倒的に、アスリートやボディビルダーよりもビジネスパーソンが多いわけで。彼らの生活スタイルが私たちビジネスパーソンに当てはまるのか?
否、当てはまるのはごく少数の人たちだ。
上記リンクにもあるが、「栄養管理のアドバイスを受けて完全な糖質カットの食事を続けたら上半身に湿疹が出た」など、行き過ぎた食事制限による健康被害は多発している。
だからこそ、僕は仕事と筋トレをいかに両立しながらボディメイクをしていくのか、ダイエットをしていくのか、これをメインで伝えている。
ビジネスパーソンである僕自身が、社会人になっても仕事と筋トレを両立しているし、あなたのようなビジネスパーソンにとっても無理なく取り組みやすいからだ。
「僕ができるからあなたもできるでしょ?」と言うつもりもなくて、ダイエットやボディメイクをするのであれば「いかに自分の生活スタイルに合うようにメニューや食事を組み立てていくか」を考えていこうということ。
筋トレのやり方、食事内容を考えるのはその次だ。100人いれば100通りのやり方が存在する。
小手先のテクニックはない。まずは、根本的な生活習慣から土台を作る必要がある。「食事・睡眠・メンタル・時間管理」これらが土台であり、これに加えて「筋トレ」を生活習慣に加えるだけ。
「筋トレ・食事・睡眠・メンタル・時間管理」ボディメイクやダイエットの土台となる要素はこの5つだ。
ボディメイク・ダイエットの情報は、スマホをひらけばいくらでも表示される。その情報に踊らされてしまうと、何が正しいのか是非の判断がつかなくなる。
とにかく、あなたが情報に左右されて路頭に迷うことを減らしたい。
だからこそ、ボディメイク、ダイエットにおいて根本的な部分となる「筋トレ・食事・睡眠・メンタル・時間管理」の「本質」を伝える事はとても価値のあることだと考えて、このnoteを書くことにした。
本質を知るとブレなくなる。
このnoteを通して、あなたのボディメイクやダイエットにおける「引き出し」を1つでも増やせれば幸いだ。
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あなたが今日・明日で出来ることを明確にしますので、隅々まで思う存分読み漁ってください。
より詳しい自己紹介はこちらです。赤裸々に質問に答えました。これから副業(複業)を始めたい方は参考になる部分もあるでしょう。
言うだけではなく、僕自身もより良い身体を追求していくので、より一層、仕事と筋トレ、そしてプライベートを両立していきます。一緒にがんばりましょう。
PS.筋トレについては文字だけで伝えるのはむずかしい・・・ので、解剖学的な視点を合わせて、「この筋肉はこう動くから、こういう動作をすればこの部分の筋肉は鍛えられる」というような書き方をしたり、種目の紹介で終わります。
普段はオンラインセッションで、クライアントから共有いただく動画を踏まえてフォームチェックをしていますが、オフラインでのパーソナルトレーニングでも詳しくお伝えしています。
福岡市(博多区・中央区のみ)と東京都23区(港区・中央区・品川区・目黒区・千代田区・江東区・大田区)限定です。東京は不定期での実施(主に帰省や仕事で数日間の滞在で実施するときのみ)なので、LINEから告知する情報をチェックしてください。(noteの読者専用公式LINEは現在準備中)
また、ご縁あって近々Podcastを始めますので、情報更新をお楽しみに。
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