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キッパリ ブレない。

今日、母と電話で話した。
うーむ、どうにも何か感じる。。。

わたしは
母の紡ぎ出してくる言葉から
読み取る。
表面で話している言葉や事実よりも
ん?なんだ?これは。

この人怒ってる。

そしてどうやら
一時の感情だけで
支援してくれるサービスを
バッサリ辞めようとしている。

それは自分のプライドに対しての
反応。
はっきり言って要らぬプライド
ゴミだ。

ぞんざいに扱われた。
認知症でもないのに
なんで?!と
失礼な人だわと。

たぶんそう感じているのだろう。

冷静に聞いて
そう感じた。

そこでわたしは
うーむ、

時にそんな母に
こちらも感情が反応しかけたが
待てよ。私!
こういう時こそ、落ちついて。。。

より丁寧に聞き取りながら
整理して
表面の言葉ではなく
何に反応しているのか
読み解いていったから
こちらはそれに対して
感情で一緒に乗っかって反応してはいけない!

それだけはすぐにキャッチした。
だからこちらはより静かに
冷静に
母に話しかけてみた。

表面の怒りの
内側にある悲しみや落胆

そして母に
断るのはある意味簡単なこと。
でも、大事なのは
そうじゃないんじゃないでしょと。

決して相手方は悪い人ではないし、
丁寧に対応してくれている。

何が母が嫌だと感じたのか、
どう扱われたのが嫌だと感じたのか
悲しかったのか

相手に伝えることがまず大事なことじゃない?
わたしはこう感じたと。

それはある意味
クレームに聞こえてしまうかもしれないけど
自分はこう感じる人なんだ。
こう対応してほしいと
伝えることは
これから地域で支援受けていくことに
なるとしたらとても大切なことだと思うよ。

全て自分で出来るならいいけど。
そうもいかないことがあった時に
サポートしてもらうためにも

それは支援センターだけのことじゃないし。
病院だって。施設だって。
人とのお付き合いでは必要なことだと思うよ。

まるで子どもみたいに
ふん!とすれてひねくれたような
幼稚な態度で
相手にもう結構ですと
断るなんてこと
後で困るのは本人なわけで
やめてほしい。

わたしはキッパリ
母に
とてつもなく冷静に伝えた。

しばらく黙ったり
じゃあどうすればいいの!と
怒っている母に

何度も冷静に話かけた。

果たしてどこまで
これが伝わったかはわからない。

でも、わたしは
それに巻き込まれるのは
ごめんだということだけは確かで
キッパリそこは境界線をひいた。
引けた。

間に入ってわたしが連絡することも
もちろん出来る。

でも、幸にして?
まだ意識もしっかりある本人。
自分でまずはやってほしい。
出来る力を奪いたくない。
何より本人がそう思っているから
反応している訳で。笑

必要以上の手助けは無用だと思っている。

ことの発端は
病院に通院するのに
介護タクシーを使ったらどうかという提案があり
支援センターの方が業者を紹介してくれて。

こないだわたしも途中から
参加して
お会いしてきたのだけど。

結果、当日
介護タクシーはどうやら予約していたらしいのだけど。

母の認識では
予約はしていない。

前日も確認の電話もなかった。
そもそも料金が高いから
利用出来ないと感じている。

当日は母が自分でタクシーでいく
ということになっていたと私は
思って蓋を開けたら

地方に住む妹が来て
車で送迎したというからまたびっくりで。

わたしは翌日支援センターの方から
電話をもらい。
ことの次第を聞いて。。。

絶句。
なんだ。自分で行かなかったの。。。

今回自分で経験することで
得ること、感じてもらうチャンスだったのに…。

そしてセンターの方
意識もしっかりしてるから
口約束になってしまっていた。
次回からはメモで残すこと。
不安が大きい方だから自分で記憶することが
違う形になってしまう傾向があることなど。
でも、それは認知症ではないと。

母に後から支援センターの方から
わたしに連絡が入ったことで
なんで?
私がしっかりしてないから?

娘に連絡が入るということは
認知症と思われているのではないか?

病院でも、どこでも、
耳が聞こえない、目が見えないと
最近年寄り扱いされて一人前と思ってもらえないことの悲しみと怒りがないまぜになっているようだった。

まぁ確かにそれもわかる。
でも、それですべて
放り出してしまっては
何にもならない。

支援をあれこれ受けることへの
抵抗はあるのだろう。

老いていくことへの
抵抗や恐れ、不安。

でも、それは仕方ない。

それを受け入れるしかないし。
だからこそ
サポートをありがとうと受け入れる
その心がないと
これからどこでどう暮らそうとも
幸せには暮らせない。

母の人生だから
わたしが口出しすることでは
ないのかもしれないけれど

いつの間にか
なんだか諭すように
静かに
わたしはこう思うよと
話すわたしがいて。

自分でもびっくりしたけど
全くぶれないわたしがいて
頼もしかった。
嬉しかった。

母よ。
どうか
この響き
受けとっておくれ。。。

もうこの距離から
祈り
見守るのみ。

余計なことはしないに
徹する。

わたしのすること
出来ることは
それだけだ。




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