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いつからでも、生まれ変われる

これは、今年4月から唐突に始めたピラティスを始め、すごい日には1日2回レッスンを受けるまでに至った26歳男性の記録である。


足ペターってつくかなあ


ことの発端は4月の土曜日の朝のテレビであった。
いつものように寝坊をした私は
カルビーのコーンフレークを食べながら
朝のバラエティー番組を見ていた。

するとEIKO先生と呼ばれる
インストラクターの方が出てきて
1ヶ月で開脚ができるようになるというメニューを
出演者の方に指導されていた。

丁度コロナショックで会社のリモートワークが始まったところで、
そのころはまさかこんなに長引くとは思っていなかった。
そんな私はこんなことを思いついた。

「リモートワーク期間で開脚できる体を手に入れました」
というのはリモートワーク明けのネタになるのでは!?

そこで本を買ってやってみることにした。

書いてある通りに毎朝ストレッチを続けたが
3週目にあることに気がついた。

「あかん。これぜっっったいに1ヶ月で開脚できるようにならんやつ。。。」

そんな時だった。
これを見つけた。

ピラティスインストラクターの関清香さんのレッスンがリモートで受けられるというオンラインサロンの告知だった。

もともと関さん自身とは別のオンラインサロンで顔見知りであったものの、女性のみ対象にレッスンをやられているということで別の世界の人なのかなあと思っていた。

ところがこのあたりのタイミングで、このオンラインサロンに男性も加入できるようになったようで、丁度何枠かまだ残っていた。

「開脚はできなかったけど、ピラティス始めましたはネタになるかもしれない…!」

こうして私は関清香オンラインピラティス道場(関ピラ)の門を叩くことになったのである。


ところでピラティスとは?


関ピラは毎週木曜日の夜に45分間の
オンラインレッスンが受講できる
月額5000円のオンラインコミュニティである。

3月にスタートしたこのサロンで行われたレッスン動画は、
全てアーカイブとして残っており、
いつでも視聴可能である。
2020年12月12日時点では40本分のレッスンが受講可能である。

スタジオに行く必要がなく、自宅で受講できるので、
朝昼晩いつでも受講することができる。

ピラティスってそもそもなんだ?
ヨガの親戚か?
未だによくわかっていないが、こんな感じらしい。

ピラティスとヨガや太極拳の違いは、独自の呼吸法です。ヨガなどが深い腹式呼吸(副交感神経の活性)の獲得を目的としていますが、ピラティスは胸式呼吸(交感神経の活性)をおこないます。またヨガは静止姿勢(ポーズ)を随所に使いますが、ピラティスは常に身体が流れるように動いている状態を作ります。
双方とも肉体と精神について深く関連があると考え、それらのバランスの取れた状態を作ることを目標としていますが、ヨガは冥想など精神面からのアプローチに重きを置いているのに対して、ピラティスは身体面からのアプローチに重きを置いていると言えます。
(厚生労働省)

関ピラでは関さんオリジナルメニューが
行われることが多く、
基本的には座ったり寝転がって行うことが多い。

主に太ももや股関節を伸ばしたり、
ヒップアップ系のストレッチをしたり、
腹筋腕立て伏せをしている。

要するに、筋トレである。

もともとネタとして始めたこともあり、
平日3回、土日1回、
レッスン動画を見ながら関ピラに勤しみ、
無事に会社の同僚にネタとして話せるレベルまで
もっていくことができたのであった。


お金で買えない資産


週平均4回取り組む中で、
変化は3度訪れた。

1度目は6月初頭だった。
フルリモートワークが開けて
オフィスに出勤した際に、
痩せたねっと何人かに言われるようになった。
自分でなんとなく感じていた
体の変化を複数人に指摘される
初めての経験だった。

2度目は7月下旬に起こった。
カメラマンの友人に写真を撮ってもらう機会があり、
撮影の1週間前にデニムを1本新調した。
デニムはシルエットが良かったこともあるが、
何よりベルトなしで履けるからということが
1番の理由だったはずだった。

撮影から数日後、再びデニムを履くと、
私は驚いた。

デニムが落ちてきてしまうのだ。
ベルトをしないで履けるからデニムが、
ベルトをしないと履きにくいデニムになってしまったのである。

3度目は10月下旬に訪れた。
お腹の筋の真ん中に筋が入るようになったのだ。
ちょうどこれの1枚目くらいの感じ。 

関ピラを始めて半年。
部活動が全てだった私の高校生時代よりも
ずっとずっと筋肉質なウエストを
手に入れたのである。


継続できる理由


ネタにもなり、体も絞れ、
そこそこ成果が出たにも関わらず。
相変わらずまだ続いている。

激しいリモートワークの日
(マジで椅子から動かない日)には
1日2本レッスンをやることもある。

その理由を考えてみた。

①関さんの熱気

動画越しに伝わる熱気が半端ない。

同じ空間でレッスンを受けていないので、
画面の向こう側には関さん1人しかいない。

するとライブ配信のレッスンに参加すると、
メニューの間でチャットを送ると口頭で回答してくださるので、
あたかも1on1でレッスンを受けている気分になる。

また、レッスン中での声かけが関さんの人気を物語っている。

ただ受講生をおだてたり、
はっぱをかけるだけではなく、
関さん自身が
ピラティスを通して体が変わる可能性を信じていることが
ひしひしと伝わってくる。

これは真似しようと思って簡単に真似できることではない。

関ピラのレッスンの共有ができないので、
Youtube版のコンテンツを置いていく↓

②言われたことだけを淡々とやっていく時間

職場でも、一人暮らしでも、
意外と考え事をしている時間が多い。

頭の中を空っぽにして、
言われたことだけを淡々とやる時間は、
どこか気が楽で、気持ちいい。

一方で、
言われたことを正確にやることほど
難しいことはない。

体の調子も毎日違うので、
普段は余裕でできるメニューも
できなくなってしまうこともある。

体調のアップダウンがあるからこそ、
普段気づけないことに気づくことができる時間というのは、
意外と好きなのかもしれない。


レッスンは大人になってから


レッスンと聞くと
習い事のイメージがあるのではないだろうか?

ピアノ、水泳、バレーなど
どれも教えを乞う時間をレッスンと呼ぶ。

しかし英語の辞書を引いてみるとこんな意味が出てくる

lesson
1.(可算名詞)学課、課業
2.(複数形で)授業、稽古、レッスン
3.(可算名詞)教訓、訓戒;戒め
(Weblio英和辞典)

レッスンとは
主催者にとっては授業になるが、
受講者にとっては教訓であり、戒めであるのだ。

レッスンはビジネスにおいて、
主催者は1レッスン5000円というように価格を定義し、
受講者はそれに見合う対価を支払う。

見方を変えれば、レッスンとは、
価値の交換によって消費されるコンテンツというよりは
むしろ新たな教訓の生産活動なのではなかろうか?

教訓といえば
本やどこかのブログ記事を見てみれば、
書いてあるかもしれない。

しかし、「知っている」と「できる」は
全く別物なので、できるには自力で習得するしかないのである。

歴史上誰かが経験したことであっても、
自分自身が経験しないと意味をなさないこともあるのだ。


長くなったが、
コロナ渦の長引く自粛生活で
体がおかしくなってきているはずなので、
今のうちに関ピラへの入門をおすすめする。

いつでも入門できるわけではない。
今がそのチャンスなのだ。


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