「タラント」角田光代自分の存在価値は…
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この心中を、どう表せばこの本の凄さを伝えられるのだろうか。
久々だった角田さんは、やはり私にとっては最高の作家さんだ。
誰も踏み込まないような観点からの問題作品だった。
考えたい事柄が詰まりすぎてる。
戦争、パラリンピック、偽善と善悪、コロナ…中でも自分の存在価値。
たぶん誰もが思うであろう、行動を起こして失敗のリスクをためらう気持ち。
そこを踏み越えることへの価値。
自分はどちら側に立つべきなのか。
生きている上で、毎日をこなすだけで深く考えていなかった、心の底にある様々なことを書き連ねてくれているような小説だった。
自分にとってのタラントは?
この不可思議なタラントという言葉の意味が広くて深くて、この小説のすべてを包み込んでいる言葉だった。
じいちゃんの話せなかった強い想いがなんもと切なくて心打たれた。
悔しくてやりきれない…と涙がこぼれた。
物事を動かせなくても、世界を変えることに加担しなくても、ちゃんと価値があってそこに存在しているのだ。
この言葉に心を救われた想いだった。
最後に光る道しるべがずっと遠くにのびている…そんな終わり方にたくさんの勇気をもらえた、そんな一冊。
💪筋トレ健康メモ💪
誰にでも大抵あるであろう?お腹の肉は、横にツマミがちだが、縦にツマむと脂肪が減りやすいらしい。
「もぉーこんなに肉が〜」って言う時に横ではなく縦で申請しましょう笑
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