肚を据えて生きろ
こんにちは、Yoshiです。
今日は、「肚を据える」について書きます。
サマリ
肚を据えるとは、自分の考えや信念を持っていて、それを貫く力があるさま
頭でっかちで生きると、余計な妄想や判断に囚われる
瞑想を通じて考えの中心を頭から肚に据えると、変に落ち込まず、しなやかに生きられるようになる
「肚を据える」とは
「肚が据わっている」という言葉があります。
意味は、「自分の考えや信念を持っていて、それを貫く力があるさま」です。
おおよそ反対の意味として、「頭でっかち」という言葉があります。
意味は、「知識や理論が先走って行動が伴わないこと、また、そういう人のこと」です。
頭でっかちな状態
普段生活していると、良くない妄想とか、過去の嫌な記憶が蘇ってきてしまうことがあります。
こうなると、妄想や記憶に囚われて、冷静な判断ができなかったり、感情が高ぶったり、過度な恐怖に襲われ行動が取れなくなります。
そういう時、得てして考えているのは頭です。
具体的に言うと、おでこの上辺り。
この辺に力が入って、視野が狭くなっている状態になります。
これが、頭でっかちな状態と捉えています。
肚が据わった状態
逆に、穏やかな気持ちでいられる時があります。
目の前の物事をありのままに見て、リラックスしながらも集中しているような状態です。
そういう時、おでこの上辺りには力が入っておらず、筋肉が緩んでいます。
代わりに、お腹に意識がいっています。
自分の呼吸を感じて、全身の状態を把握できるような気がします。
これが、肚が据わった状態。
頭から肚へ
私はこれまで、頭でっかちな状態で30年間生きてきた気がします。
ずっと妄想をしていて、目の前にある現実ではなく自分の頭の中の物語を生きている感覚。
ちょっと怒られたり嫌なことがあれば、その記憶をリフレインし続け、自己否定を始める。
で、そうやっていつまでも立ち止まり続ける自分自身を嫌いになる。
そんな日々を送ってきた気がします。
最近になって、ようやく肚が据わってきました。
自分の呼吸を感じ、妄想ではなく目の前の現実を見る。
嫌なことがあっても、自分の価値は損なわれない。
そんな風に考えられるようになりました。
おかげで、だいぶ楽に生きられるようになった気がします。
まだまだ30年分の習慣は簡単には取り切れないですが、だいぶ軽くなりました。
瞑想のススメ
肚を据えるのにおすすめなのが、瞑想です。
毎日10分でも、静かな場所に胡坐でも書いて、目を瞑ってみましょう。
何かを考えるのではなく、頭の中を空っぽにするイメージで、自分の呼吸に集中する。
そんなことを数か月続けていると、徐々に日常的に意識をお腹に持っていくことができるようになります。
たまに頭でっかちになっても、いかんいかんと気づいて戻せるようになります。
そうなればしめたもので、妄想や記憶から自由になる日は近いです。
「肚を据える」と聞くと、覚悟を決めるとか、なんか仰々しいイメージがあります。
でも、もっとシンプルに、「目の前の現実を生きる覚悟をする」くらいの意味合いなんじゃないかと思います。
そのためには、当たり前ですが、妄想や記憶から自由になり、現実をありのままに見られるようになる必要があるのです。
皆様も、どうかこのどうしようもない現実に、肚を据えて生き抜いてください。