#75 「始めよう」じゃなくて「始める」
少し前の過去を振り返ってみる。
新年を迎えた時、今までの自分とお別れし、新たな自分で新しいことにチャレンジしようと意気込んでいた。
「英語の勉強を始めよう」
「機能的に手帳を使い始めよう」
「プログラミングの勉強を始めてみよう」
結果は、どれも続かなかった。というか始まらなかった。
新年は良い節目であり、過去を振り返り、新たに目標設定することはとても良いことだと思う。但し、新年の雰囲気や、SNS上で賑わう新年の抱負に影響を受けて、今までやろうと思って出来てなかったこと、始めてなかったことを始めようと決意しても、もしかしたら、始まらないかもしれない。
私の経験で言うと、「まず何から始めるか」、「どうやって始めるか」という壁にぶち当たる。そして、そうこうしているうちに始められず、新年早々、掲げたことを出来なかった自分を嫌になる。もしくは、一連のトライを忘れ去る。
「始める」ためには以下の2つが重要だと、と考えている。どちらが先でも良い。
1) 合っているか分からないけど、何か具体的なことをやり始める(勢い)
2) 何から始めるか、何が自分に合っているか色々調べておく(準備)
例えば、「機能的に手帳を使い始めよう」と考えているなら、
1) 手持ちの手帳でいいから、(初めての人は)使い始める、(既に使っている人は)使い方を変えて使い始める
2) 機能的な手帳の使い方みたいな記事や本を読んで、私ならこういう風に使いたいな、使えるなと考え、手帳を用意しておく
1) が先なら、使ってるうちに合う合わない等、色々分かってくる。その後、2) を参考にして使い方を修正していけばいい。手帳を買い替えてもいい。
2) が先なら、ある程度先にイメージが出来ているので、あとは1) に進むきっかけだけ。新年でも良いし。いつでもよい。
何が言いたいかというと、「始めよう」と思ってるだけでは、始まらないのだ。
先の1)、2) はどちらも「始めている」。
昨年途中、色々なことを具体的に始めて継続することに成功した。2021年も具体的に行動していきたい。