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太平洋側の青空と日本海側の雪に想う故郷
今シーズン一番の寒気が流れ込み、日本海側では暴風雪のようですね。
日本海側にある私の故郷も昨夜より雪が降り始め、今朝は30センチほどの積雪だそう。両親から雪が積もった我が家の写真が送られてきます。
一方東京は今日も晴天。
冬のこんな日、私はいつも太平洋側の青空を仰ぎながら「実家の雪大丈夫かな」と日本海側にある故郷を想うのです。
今日は実家の雪を心配しつつ、上京してからずっと感じていた日本海側と太平洋側の気候の違いについて綴ります。
いろんな地域で暮らすと、物の見え方も変わるんだなぁと感じてもらえると嬉しいです。
実家の薪だなに積もった雪
日本海側と太平洋側の気候の違い
日本海側にある私の故郷と東京は本当に天候が違います。
特に冬。
今日のように日本海側で雪が降った日、大体東京は晴れています。しかもびっくりするくらいの晴天。同じ日本なのにこんなに天候が違うんだ・・と上京したての18歳の時は心から驚きました。
日本海側に住んだことのない方は想像つかないかもしれませんが、冬の日本海側は基本曇天で、雪が降っているか曇り。ですので青空が見えた日には拝みたくなるくらい晴れ間は貴重です。
また曇天なので外出するのが億劫になり、行動範囲も少し狭まります。
一方太平洋側、冬は大体晴れています。しかもとても透き通った色の青空で綺麗。雪も降らないので、冬でもお出かけに躊躇することはありません。おてんとう様に感謝です。
気候の違いのメカニズム
この天候と、天候から感じる気持ちの違いは大きい。
でも何故この天候の差が生まれるのでしょうか。中学生くらいに理科で習った内容を思い出してみると、理由は以下の通りです。
✔️ユーラシア大陸から来た乾いた風(季節風)が、日本海を越える時に湿気を吸った風になり、たくさんの雲を発生させる。
✔️その雲が日本の中央で連なる高い山脈にぶつかってたくさんの雪を降らせる。
✔️山脈を越えた後は、乾いた空気となって太平洋側へ抜ける。
日本海側で湿気を吸った空気が雪となるおかげで、太平洋側が晴れるメカニズムと理解。(結果乾燥もしますが・・)
冬、今日のように晴れた日は、おてんとう様だけでなく日本海側で雪かきに精を出し、汗をかいている人に感謝が必要かもしれませんね。
終わりに
上京してもう長いですが、冬のこんな日はやはり実家のことを思い出さずにはいられません。
実家に住んでいた時はまだ高校生だったので、雪が降ると交通手段がなくなり本当に行くところがない。
ずっとおうちの窓からしんしんと降り積もる雪を眺め、この時間が永遠に続くかのような気持ちになっていました。
ちょっとしんみりとした気持ちになるけれども、実家には祖父母をはじめみんないて、こたつに入りながら外の雪を眺めていると、あったかいしなんだか幸せな気分になったのです。
今日、太平洋側の青空を眺めながらもそんなことを思い出しました。
✳︎
太平洋側の青空と、日本海側の雪。
違いにずっと疑問を持ってましたが、違うからこそこんな風に見えてくるものがあるんですね。
これからも地域それぞれの特性やよさを、肌身で感じていきたいです。
それではまた明日。