
怒られるってつらい。その中にある意味を探してみた
失敗の中にある必要な気づき
最近怒られたことはありますか?
私は先日、仕事でお客様から怒られました。
この年で怒られるなんてあまりないです。
恥ずかしくて、ショックで悲しくて、心に突き刺さるような感覚でした。
その時の場面を思い出すと、心臓がぎゅっとなり、何であんな風になったんだろう?どこで間違えたんだろう?とぐるぐる頭の中で内省がはじまります。周りの音が聞こえなくなり、視界がぼやけて、そばで遊んでいた息子の存在さえ一瞬忘れてしまいます。本当に落ちこみます。
「全ては起こる必要がある」らしい。
この「怒られた経験」から私がパワーアップするための「何か」があるのかも、と考えてみました。
感情に向き合うことの意味
怒っていたお客様の顔を思い浮かべるたび、居た堪れない気持ちになり、思考を紛らわせていました。
感情は私たちにとって必要なものだと読んだ記憶があります。
「どれどれ、いい機会だ」と思い、嫌な気持ちを避けず、あえて味わってみます。
お客様のお顔が浮かぶたび、場面や言動、怒られた瞬間のヒリヒリした気持ちを思い出してみます。
場面から逃げたくて、最初は「くそー」と思ったり、「お客様にも落ち度はあった」と向こうのせいにしたり。
でも、そのうち「私にも至らない点があった」「お客様も何か不満やストレスを抱えていたのかもしれない」といった考えに変わってきました。
午前中思い出すたびに「嫌な気持ちに浸る」を行いました。
繰り返しているうちに、午後にはお客様のお顔を思い出しても「改善策も考えたし次は気をつけよ〜!」くらいの気持ちへ戻りました。
感情に逃げず向き合うことで、
「嫌な体験」だった出来事が、次へのステップに変わるのだと感じました。
気づいたこと:心がここにいない瞬間
怒られた出来事を通して、私は夫が「心ここにあらずな時がある」理由を少し理解できた気がします。
私は今回、怒られた時を思い出し、強く浸ってしまうと、周囲の音が聞こえなくなり、視界が消えるような感覚に陥りました。
その瞬間は、自分の中の思考や感情だけに集中してしまうのです。
夫も、そんな風に「何か大きな感情や出来事」と向き合う時間を過ごしているのかもしれない。
普段は口に出さなくても、彼もまた、耐えがたい感情や仕事のプレッシャーと戦っている可能性があると気づきました。
これまでは「せっかくの休みなんだから仕事のことなんて忘れなよ!」と思っていました。
でも、この気づきを得てからは、「仕方ないな」と少し優しく思えるようになりました。
結論:失敗も感情も、すべて意味のある経験
失敗は苦しく、できれば避けたいです。
しかし、その中には大切な気づきや学びが隠れていることがあります。
怒られた経験も、私に感情との向き合い方を教えてた出来事(に変えられました)。
「逃げてはいけない痛みや苦しみ」もあります。
避けるのではなく、しっかり受け止め、その中から何を得て、どう次に活かすかが重要だと感じました。
あなたは「怒られた経験」や「嫌な感情」にどう向き合っていますか?
その感情や経験が、何か新しい視点や発見をもたらしてくれるかもしれません。