ディレクションの実務に携わる人こそ120%活かせるのだろうな、という濃さ
夏から受講しているMarbleスクール。
今回のテーマは、フリーランス編集者・えるもさんによる編集講座②「ディレクション」でした。
いや~、前回とおなじくカロリー高め!実務の細かなアドバイスまでたっぷりで、実際に編集・ディレクションをしながら、何度も見返したい内容だったなあ。
正直、6割くらいしか腑に落ちていないのだけど、それは私が編集・ディレクションにまだあまりなじみがないから。
つまり、それだけ実用的ってことなのですよね。編集・ディレクションをすでにされている方こそ、120%活用できる内容だと思います。
あらゆるマネジメントに通用しそう
ディレクションと聞いて、辞書的な意味はわかっても、初めはほとんど何もイメージできませんでした。前回「編集の仕事」の講座を受けたけれど、それと何が違うんだろ……?と。
しかし蓋を開けてみると、コミュニケーション、進行管理、幅広い知識、仕組み化・・・・・・など、マネジメントで気をつけるポイントが多く出てきて、業種は違えど、本業にも通ずるところがありました。本締切とチーム締切をずらすだとか、メンバーへのリマインドだとか、本当に有用ですよね~~~!!!とうなずきつつ視聴してしまった。
えるもさんの進行管理表を見せて頂いたりもしました。ちなみ進行管理表は、朝イチのしゃっきりした頭で見るとミスが減るなあと個人的には思います。まわりに誰もいないとベター。
それと、講座で何度か出てきていた「自責思考」は特に大切。とはいえ、私は過剰な自責になりがちなので、肝に銘じつつバランスをとります。ゼロヒャク思考の人はそれくらいがちょうどいいと思うんですよね。
記事制作ならではのあれこれ
真新しいこととして、記事納品における日数や相場を細かく知れたのがよかったです。けっこう気になっていたのですよね。
そもそも記事公開から逆算したときに、企画はどれくらい前に立てるものなのか?結論、企画~記事公開までは、1.5~3ヶ月ほどかかるそうです。少し前に受講したゆぴさんの「取材ライター講座」は、あくまでライターの範囲のお話。これに加えて記事制作の全体像を学べたのは、かなり貴重でした。
ほかにも、コミュニケーションにおけるNotionの使いどころを、参考にしたいなと。
ディレクターは、間に入って調整する仕事です。ですから、ライターさんやクライアントなどと多くやり取りをします。その中の一つのコツとして、依頼内容・記事やメディアの方向性を「Notion」にまとめているのがよかったですね。メールに添付、よりずっとラクだし見やすいなと。
もちろん、オフラインで見られなかったり、サーバーがダウンしたらというリスクもあります。しかし、普段使いとしては手数が少なく仕事をしやすいなと思いました。
なじみのあるOfficeやGoogleもいいけど、新しいツールも少しずつ慣れていこう。新しいものは好きだし。
オンラインの仕事こそ「顔」が大事
記事制作は、テキストコミュニケーションがメインの仕事です。しかし、だからこそ最初の顔合わせが大事というお話がありました。初対面の方と仕事をする場合や、初めての案件の場合は、30分ほどのキックオフをするそうです。
これはいろいろな仕事に通ずる気がします。たとえ単純作業の現場だとしても、相手がどのような人となりかがわかり、感謝や指摘をしあえる間柄のほうが、仕事がスムーズに進みますよね。
テキストベースやオンラインの仕事だと、原稿や画面のむこうに人がいるという事実を忘れがちです。自分の仕事を振り返ってもそうで、テキストのやり取りがメインになっているお客さんがいたら、たまに電話や面談をして、温度確認や調整をするなあと。
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学びが多すぎて書ききれず、ふわっとした振り返りになりました。でも、アウトプットできたのでえらい!!
課題をやりながら、少しでも腹落ちさせていきたいと思います。