
①児童発達支援ではこんな視点で子どもを考える。(5領域につながる)
改めてな気持ちでnoteを書くにあたり、まずは私の児童発達支援として子どもを見るときの視点を書いていきたいと思います。
ちょっと勉強チックですが関心のある方はどうぞ
今年度(2024)より児童発達支援では、五領域という概念で子どもを見ていくように変わりました。
その五領域とは「健康・生活」、「運動・感覚」、「認知・行動」、「言語・コミュニケーション」、「人間関係・社会性」です。
この辺はまだ新しい認識ですので、若干各事業所で揺らぎがありますがきっと大切なのは、広い幅を持って子どもを考えなさいってことだと思います。
それでは、私の子どもを見るときの視点のお話をします。
Shinichi的子どもの分析視点について
あそび、対人、ことば・理解、運動、集団、食事、排泄、着脱
上記の8視点で記録~分析をしていました。
あそび、対人、ことば、理解、集団という、生活にまつわる力と
食事、排泄、着脱という、技術面というくくりでもざっくり分けられます。
上手く説明できるのか自信ないですが、一つずつ説明をしてみます。
<あそび>
まさしく、遊びの力です。
保育士さんならば「あそびの力」といっても理解をしてもらえるかもしれませんが、「あそびの力」ここから見えてくるものは大きいです。
単純に言うと、あなたのお子さんは「あそべますか?」ってことです。
走り回ってばかり、水でバシャバシャするのが中心、ずっとブランコ・・・このような状態のお子さんは感覚あそびが中心で、まだ外界からの刺激を脳が求めている段階かな?
ままごとあそびをしているのならば、自分の生活を経験として取り込みイメージをながら「〇〇のつもり」であそぶことができるんだなぁ~
鬼ごっこやかくれんぼが成立して遊ぶことが出来ているのであれば、「役割り交代」や「ルール理解」の中であそびを展開できるんだなぁ~
って感じで、そのあそびの成り立ちやどんな発達の力が必要かという逆算的な分析をします。
もう一つは、今どんなそびに関心を示しているのかというのも重要です。
設定をこちらがしてやらせて「できる」とみずから関心を示してそのあそびを「できる」では大きく違います。
やらせでは、模倣の可能性がでてきますしその子どもの発達要求のポイントとがズレてしまいます。
試すという意味で、設定をして力を見る場合も当然ありますが、自由遊びの中で自ら生み出す、発見できるあそびだから意味のある。という部分も重要です。
<対人>
これも重要な視点です。ここが伸びないと社会性に大きく影響しちゃいますので、個人的には幼児期にこの部分をどう伸ばすかで学童期の入り口が変わってくると強く感じます。
具体的にいうとこんな感じです。
大人との関係性を育むレベルなのか子ども同士で関係を育めるレベルのか?
母子関係が成立しているのか?母子分離で泣けるのか?人見知りはしたのか?
2者の形成ができるのか?(簡単に言うとたくさんいる保育士でも特別な保育士を見るけることが出来るのか)
表情は読み取れるのか?自分の気持ちを崩したときに大好きな保育士が居れば気持ちを立て直すことが出来るのか?
苦手なことも大好きな大人がいれば乗り越えようとするのか(嫌いなものを一口食べたり)
お友達とものを共有することが出来るのか?気持ちを共有することが出来るのか?
<ことば・理解>
あそびや対人から導き出される部分もありますが、ここだけの視点でいうと
表出言語があるか?単語レベルか二語文か三語文か?喃語はあるか?破裂音はいうか?口は閉じているか?食事で噛むことが出来るか?
こち側の指示を理解しているか?日課の流れをどこまでわかっているのか?周りを見て自分の行動を制御できるか?次の活動を見通すことが出来るか?
道具の意味が分かるか?
<運動>
運動は、粗大運動と微細運動と分けれます。
粗大運動が足りていないと微細運動へは行きません。
そして、自分自身への感覚的満足感がないと、大人や子どもましてや机上課題などへはのることが出来ないので、対人と同様に幼児期に大切な項目になります。
どんな歩き方をしているのか?踵をつけて歩いているか?転倒が多くないか?回転やブランコなどの遊びが永遠と続かないか?手足の交互性はあるか?身体部位は分かっているのか?ボディーイメージはあるか?
<集団>
これは、大人との関係を経て子ども同士の関係を築きそして集団への意識が強まります。すべての項目をクリアーしないと集団意識がでないというわけではありませんが、自分という存在が集団の中の一つの存在だと気付くことです。
集団性が高まってくると、お友達もしているからとか、皆がうまく出来ているから、緊張が高まりできない・・・など個と集団での関係性での育みは面白いです。集団以外の項目の力を混ぜこぜて、どう発揮しているのか?
ということになります。
うわぁ
真面目に書いたら2000字(*ノωノ)
次は、生活面を書きますね。