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加齢により体重が増えてしまう理由vol.627

どうもTOMです

岡山県津山市にて、パーソナルトレーニングスタジオを経営しており


コンセプトは、
【身体作りをライフスタイルにQuality of Life、生活や人生の質を高める結果と場所・空間を届ける事をビジョンに掲げています】


皆さんもご存知のように、人の筋肉量は
20から30代はピークに減少していくとは一般的に言われています。


もちろん、イチロー選手のように46歳まで現役で続けられる方やキングカズ選手のように、まだピッチに立っている選手もいれば、
定年退職後も、ボディービルの大会に出るなど

筋肉を維持することや、加齢に伴う筋肉の減少を感じさせない人もおられます。


ただ今回お伝えしたいのは20歳から30歳を過ぎると筋肉量が減少し始める事は、

体を動かす機会が減ったと言うのももちろんあるのですが


運動に起因すると言うよりも

自然な現象だと思います。

「それをトレーナーさんが言ってNGでしょ」と思う方もおられるかもしれませんが、

誤解を招くといけないので
何も筋肉が減少するのは、自然な減少だから、何もしなくていいと思っているわけでもなく、


ただ、個人的には、何歳になってからも筋肉がもりもりつくと言うようなある意味、誇大表現をするトレーナーでありたいとも思っていないので

あくまで、自然体で
体作りのトータルをお伝えできるトレーナーでありたいと思っています。



話を戻すと、同じような生活を続けても別に筋力は減るものですし、筋肉量も減っていくものです。

ですから
矛盾するようですが

タイトルに書いた加齢とともに減っていく筋肉を維持、増やしていくためには、運動が必須と言いたいのです。


この感覚が伝われば良いのですが、、、

ちなみに、筋肉は運動していなくても

全体量の約1.8%が毎日作り替えられています。

もちろん運動すれば筋肉が壊されて、新しい組織に修復するために作り替えられるのはイメージが湧くと思います。


僕で言うと、
骨格筋量が体重71キロに対して
約37キログラムありますので

このうちの約0.64kgが毎日作り替えられているという計算になります。



という事は、
この骨格筋量が少ない方は当たり前ですが、1日あたりの筋肉の合成される量も少ないですし、


筋肉が合成されると言う事は
そこに、消費エネルギーが生まれますので


まさに代謝です。


タンパク質を摂取して

胃や腸でアミノ酸に細かく分解され、



成長ホルモンや男性ホルモン、女性ホルモン、また免疫細胞を作る酵素などの材料

酵素になった後は

筋肉や内臓など細胞の材料になり、

今日ある体が作られているわけです。


この代謝の過程でも


カロリーの消費が作られますので、


僕の場合だと

筋肉量が37キロ
基礎代謝は約1800キロカロリーあり、


基礎代謝の約22%が
骨格筋の消費と言われてますので


約396キロカロリーが1日あたりが僕の筋肉量の消費となります。


この筋肉量が27kgだと
およそ基礎代謝が1500カロリーほどになりますので、


1日の筋肉の消費量が約330キロカロリー


なんと、その差は約60kcal


年間にして21,900キロカロリーの消費の差が生まれてしまいます。


体脂肪に換算すれば、約3キロ


食べる量が変わらなくても

加齢に伴い、筋肉が減るだけで、
体重が約3キロ増えていますが、


何もしないと筋肉量が減り、体重が増えやすくなる理由はこういった部分にはあります。


もう一つ筋肉の役割として、糖質を貯蔵する役割もあります。


筋肉量が減ることで、糖質を貯めておく糖質の量も減少してしまうので


結果的にカロリーが余ってしまい、自然と体脂肪の合成につながってしまうと言うものがあります。


あくまで目安ですが、日本人の食事摂取基準によると、およそ成人の1日あたりのタンパク質の摂取量が 
男性が65グラム、女性が50グラムですが

おそらくタンパク質の摂取が不足している方が多いのかと思いますし

現場でパーソナルの指導していても同様です。


人生100年時代に入ったと言われていますが


平均寿命ではなく、健康寿命を長くする上でも


タンパク質をしっかりと摂取し


体の成長や機能を維持し
代謝を高め、
低下していく。筋肉量を維持したり増やしていくために

しっかり運動を取り入れていただきたいと思っています。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


今日は、

加齢により体重が増えてしまう理由

これについてまとめていきました。


少しでも参考になれば幸いです!


ということで、また明日(^^)



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