ヒロシマ・ナガサキと核兵器廃絶という妄想
8月6日が来るたびに毎年、原民喜の原爆小説【夏の花】を拝読する
コレは2011年 ... 311...
その夏、まだまだ震災後の驚愕と絶望と無力感、、芸術や表現なんて、なんも役に立たない、、オレなんて、、なんにも出来ない!
それでも、目の前のフクシマ原発爆発事故を、他人事のように、同じ日本国内の惨劇なのに、黙って見ていて良いのか、、、
そこで、ヒロシマ・ナガサキの原爆惨劇、地獄の歴史と重ね合わせて、2度も被曝体験する日本に生まれ生きる表現者として、2011の夏、肉態パフォーマンスを決行した
一応、都主催の311関連イベントの一環として、、当時、試合参戦も現役にしていた極真やキックボクシングを活かしサンドバッグを殴る蹴る、独自の肉態即興、格闘パフォーマンス、、、
怒り?哀しみ?やるせ無さ??とにかく暴れまくりながら、フクシマ原発問題に関する開沼博(イベントのトークゲストとして出演)の著書を朗読しながら、、
つづいて原民喜【夏の花】を朗読しながらブロック割を、、しかし、雨晒しの強固なブロックで一撃ではビクともせず、、本来の試し割ではバーナー等で熱して乾燥させ、ある程度は割れ易くする、ソレでも固いが、さらに硬い本来のブロックを拳割りするパフォーマンス
一撃ですでに右拳は変形、、それでも夏の花の原爆投下後の風景を朗読しながら、ひたすらコブシを撃ち下ろす。
グシャ!とイヤな骨折音と変形というより折れた骨の形が手の甲に浮かびあがる、、ふるえる、冷や汗、貧血、、それでも夏の花を読む、ヨム、よむ、ょむ、、意識とおのく。
もう一撃、、さらに骨が砕けるヘンな音とともに我が右拳は破壊されゆく、、確かに、みずからの意志で、、肉態、、、激痛。
その後、どうにか予定通り読みきるも倒れ込み救急搬送、、その後、イベントはトークゲストの開沼博さんやスタッフに任せて、、自分は、大怪我の大事故、、入院&オペ数回、、利き手の右手がまったく使えない状態が1年以上、何年も後遺症のこり色んなことが不便となり、再起不能のような状態に、、、絶望。
小学生のころ教室にはマンガ【はだしのゲン】があった
子どもゴコロに打ち震えながら、泣きながら、感動しながら、無我夢中に読んだ
クラスメイトも先生たちも皆んな読んでいた
そんなヒロシマの原爆投下の物語、、
世界ではじめて大悪魔が、落とされた現実、
アメリカによって、民間人の日常生活の上に、、同じニンゲンとは思えない、狂気の大量殺戮と人体実験、、、
それでもゲンは、生きて生きて!生き抜く!
踏まれて倒れてこそ強くなる麦の穂がごとく
今、この名作マンガは、教室には置かれないし、あまり読まれてもいない、、推薦図書からはずされた、、何故?
アニメ蛍の墓もTVでは放映しなくなった
野坂昭如原作では号泣、是非とも読むべき一冊だと思う
ガキのころ、ヒロシマに親戚がいて、毎年夏休み1ヶ月ほど滞在、当然8月6日のあの日、原爆資料館にも何回か連れていかれた
原爆投下の現実が、あまりに恐ろしくて、コワくて夜も眠れなかった、、子どもの頃の根深いトラウマになった、、、
被曝体験した見知らぬおじぃさんが、地獄以上の悲惨、まだ地獄のほうがニンゲン味があると言っていた
若い女性の核兵器廃絶の運動家が、近ごろSNS上で、核兵器廃絶なんて平和呆けしてんじゃないの?! ロシアのウクライナ侵攻は他人事じゃないだろ!と批難されていると、、時代の不穏な急変を感じて哀しいとも、、、、
広島出身の岸田首相は、今、何故?日本の首相に選ばれたのか??
オレは、核兵器廃絶のためなら、、
また何度でも、みずからの意志で、、
右拳粉砕するよ、まったく無意味で無駄ですが、、
そんなオマエも平和呆けしてるアホか?!
ロシア中国や北朝鮮等の脅威の方が現実だろ!
世界情勢や核抑止力、そのための憲法改正など等ちゃんと時代を見ろよ!平和ボケしてる理想論者!
そう言われてもね、、オレは、日本人として核兵器廃絶を言い続けるしかない、、それは、たしかに、妄想かもしれないけれどね、、、
何故なら、世界で唯一2度も被曝している日本なのだから、、、
ガキの頃の恐ろしいトラウマと、右拳粉砕の痛みは、まだ確かに骨身に刻まれているから、、そんな、妄想を追い続けている、狂ってる肉態表現家だから、、、
黒沢明監督【生きものの記録】
関川秀雄監督【ひろしま】
今こそ是非とも!
いつも最後まで読んで頂きホントに有難うございます!
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