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新たなる挑戦〜モノづくり大国日本の復活〜

あけましておめでとうございます。
今年は書初してみました。『夢』の土台を作る年にしたいと考えています。

書初「夢」

以前から友人経由で受けていましたが、作りたいモノがあるが、どうしたら良いか分からない。量産したいけど良い企業が見つからないなど、モノづくりに関するご相談お待ちしています。

○我が子との別れ

先日、株式会社トレッタキャッツの取締役の辞任及び退職致しました。同社はスマート猫トイレ 『toletta(トレッタ )』を開発し販売しているスタートアップです。この猫用トイレにはカメラがありAIによる多頭識別と体重・尿量計測を自動で行う健康管理IoTデバイスです。トレッタは沢山の愛を持って開発した、我が子の様な存在ですが、昨年末に悩みに悩みトレッタから離れることを決意しました。
何故離れる事にしたのか?正直自分が開発し育てたプロダクトから離れるのは勇気が入りました。この6年間で積み上げたものを全て捨て去る気がしたからです。本当にやりたい事は何なのか?と自身に問いかけ続け最終的には「もう一度モノづくりの世界に戻りたい」と言う結論でした。トレッタの目指している世界観はこのトレッタで取得した猫ちゃんのデータを獣医療やフード、保険など連携し様々なサービスと結びつけるサービス業です。モノづくり(猫トイレのハードウェア)企業と思われがちですが目指している世界観は違うところにあるのです。

○国内製造の選択肢

トレッタは発売当初、筐体製造や組み立て検査は勿論のこと基板などの主要部品は全て国内製造していました。外部の方から何故中国で製造して安く作らないのか?と散々言われてきましたが、結果トレッタは国内製造で間違って無かったと思っています。
中国製造を否定している訳ではありません。物によってはその方が良いものも沢山あると思います。それぞれにメリット・デメリットがあり、その上で判断が必要だと考えています。特にモノづくりスタートアップはモノが作れなければスタートラインにも立てない事を考えれば先ずはモノづくりを安定させることを最優先させるべきだと思います。
結果トレッタは国内の企業とコストダウンを繰り返し最初に中国で見積もったコストよりも安くすることができました。スタートアップは製品として改良を繰り返すことや先ずはスタートラインに立つと言うことを考えれば国内製造も良い選択肢だと考えています。

○新たなる挑戦

今までもモノづくりの相談を沢山受けてきましたが、スタートラインに上手く立てない方がかなり多い気がします。そんな企業・スタートアップや個人の方のお手伝いができればと考えています。

具体的にはまた後日記載しますが北九州にモノづくりをしたいと思った人が集う様な環境を今後構築していきます。モノづくりをするなら北九州だと誰もが思う都市を作って行きたいと思っています。「モノづくり大国日本」の復活の土台をこの北九州で作りたいと思います。

小倉城(福岡県北九州市)

私が開発したスマート猫IoTトイレ「トレッタ」の開発秘話はこちらから