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スマート猫IoTトイレ「トレッタ(toletta)」が生まれるまで

トレッタキャッツCPO、平畑です。
生みの親である僕が、トレッタの歴史について振り返ろうと思います。


トレッタを生みだすまで

トレッタ(toletta)は2017年7月の社内のアイデアソンで発案されました。当時はスマート自動トイレとしてスタートし、健康管理はサブ機能でした。健康管理だけで買って頂けると言う確信を持てなかったのです。ただこれが大きな過ちであったことを後から知ることになります。

ートレッタの歴史ー

2017年07月
社内アイデアソン(#1)で発案
スマート自動トイレプロジェクト(#2)始動
2017年08月
合宿にてPoC(#3)制作
2017年11月
北九州でIoTに採択
2018年01月
AI画像認識特許出願
2018年02月
ピボット(#4)(自動清掃機能中止、健康管理に特化【MVP】(#5))
2018年08月08日
世界猫の日 toletta1(toletta basic)予約販売開始
2018年11月22日
デリバリーを2月22日に延期を発表
2019年01月
新計測方法の特許出願
2019年02月
toletta1を体重測定と
画像識別機能のみでデリバリー開始
2019年08月
統計データによる病気の推定とレコメンド特許出願
Amazonベストセラー獲得
2019年08月08日
toletta2 販売開始
同時にtoletta1を無償交換
2019年12月
2度目のAmazonベストセラー獲得
2020年05月
サブスクリプションプラン開始

#1:アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語。新たなアイデア創出のためのイベント。
#2:糞を自動で掃除をしてくれるトイレ。トイレに入った時に同時に体重と尿量を測定する機能を有するもの。
#3:Proof of Concept。新しい技術や理論の実用化が可能であることを検証すること。
#4:企業経営の方向転換や路線変更のこと。
#5:Minimum Viable Product(実用最小限の商品)。Minimum 最小限の、Viabe 実行可能な、Product 製品のこと。

上記の通り、発案から最初のversionのデリバリーまで凡そ1年半でした。ピボットしてから1年と言うスピード。沢山の方から「できるはずが無い」と言われました。それでも走り続けた結果、このコンセプトに共感し協力して下さるメーカー様が現れたからこそ今があると本当に思います。

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生みの苦しみ

トレッタは最初のversionでデリバリーを一度延期しています。ここは私の唯一大きな判断ミスであり、失敗だったと思っています。沢山のお客様をガッカリさせてしまったこと、そして何よりも自分自身の不甲斐なさに情けなくなる毎日でした。それでも下を向いている時間は無く、待って下さる沢山の方の為に何とかしないとと自分を奮い立たせ開発を進めました。延期したにも関わらず待って下さるお客様が本当に多かったのです。感謝感謝の毎日で本当に勇気づけられました。

世の中に無いものを作る以上誰も答えが分かりません。大小は有るものの、失敗は必ずあると思います。一方でその失敗が自社の強みになると信じています。実際に今保有している特許は、失敗があったからこそ生まれた特許です。

下の写真はtoletta1を無償交換した時の写真です。この時バイトさんから掛けられた言葉は今でも胸に突き刺さっています。(この話はまた別の機会に、、、、)

失敗


だからこそモノづくりは面白い

生みの苦しみの一方で製品完成時の喜びは本当大きなものがあります。実際に最初のtoletta1は代表の堀をはじめ全社員で工場に行き、バイトさんを雇って自分たちの手で組み立てました。最初に完成した初号機は弊社本社にクリアケースに入れて保管しています。あの完成した時の喜びは一言で表すことはできません。

世の中に出ると辛口のコメント、お叱りも頂く一方で直筆のお手紙など沢山頂きました。私たちが想定していた通り病気の早期発見に繋がったと言う感謝のお手紙を本当に沢山届きました。私たちがトレッタに愛を込めたからこそその愛が伝わり感謝のお言葉を頂けたのだと思っています。今後もこの初心を忘れずトレッタに愛を込めてお届けします。

感謝

求む!世界を変えるハードウェアエンジニア!!

大手企業では味わえないこの様な経験してみたいと思いませんか?改善要望や新しい商品の開発要望などお客様から沢山頂きます。これは弊社に期待して下さっている証だとおもっています。トレッタに魂と愛を込めて下さるハードウェアエンジニアさん、是非一緒に働きませんか?

あなたが開発したトレッタが世の中に出た時、これ以上ない喜びが必ず待っていると思います。

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今後、トレッタの開発秘話を紹介していきたいと思います。モノづくりスタートアップの方など参考になれば幸いです。