革命のはじめ方【レッスン21】勇について『武士道』新渡戸稲造著
新渡戸の生きていた1900年当時でさえ武士道はすでに日本から消え去っていた。その残り香が日本人の奥底に香っている程度だった。現代はさらに薄められ、本質を西洋の科学思想が覆ってしまっている。
日本人の頭の中を西洋思想が覆い、西洋式システムの西洋式歯車として個人は存在することになった。個人は西洋式の個人主義に染まっていた。
『義』は言葉の濫用によって堕落し、『義務』や『義理』として汚されていた。こういった新渡戸の洞察力に感服する。100年以上前から新渡戸はグローバリズムに対する警