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芸術の秋 -「Superposition」カワイハルナさん展示-

こんにちは、Shop&Showcaseチームの橋野です。金木犀の香りが漂う、好きな季節がようやくやってきました。年々短くなっている秋を満喫したい!と思い、秋にひたる計画をたてている今日この頃です。まず「秋満喫計画」第一弾として、先日カワイハルナさんの展示に行ってきました。

カワイさんと東京西海はハサミポーセリンのアートマグプロジェクトでご一緒したご縁があり、そこから展示に伺ったり、noteの連載企画のひとつとしてShowcaseでインタビューさせてもらったり。毎回カワイさんの作品や発想に触れるたびに、わくわくする気持ちでいっぱいになります。(インタビュー記事はこちらから:前編後編)

今回伺った展示は「Superposition 重ね合わせ」というテーマ。パーツとパーツがどう関わりあい、どのようなバランス感覚で存在しているのかを、頭の中で考える時間も楽しく、いつまでもじーっと眺めたくなる空間でした。

このような作品はどのパーツから考えるのか、はたまた全体像がポンと浮かんでくるのか、在廊されていたカワイさんにお聞きしてみました。

↑ 例えばこちらの作品は、「真ん中に棒状の物体ってあんまり置いてみたことがないかも…」というところから始まり、まず棒を真ん中に。そうすると棒を支えるものがあるといいかなと上下のパーツができて…という順番で構成を考えられたそうです。

お話を聞いてもう一度じっくり作品を眺めてみると、パーツ同士がなんとも絶妙なバランスで支え合い、ぴたっとはまっている感じがありながら、その一方で、もしかしたらゆらゆらしているかも…ちょんって指で触れたら、この後どうなるんだろうと、動きの可能性も想像できるような、不思議な感覚でした。

今回の作品たちもカラーリングが素敵です。カワイさんによると、今回は水色を多く取り入れてみたとのこと。ちょっと子どもっぽくなってしまうかもという気持ちもあり、今まで積極的には使っていなかった色だったようですが、チャレンジで取り入れてみると、いろんな水色がフィットしたそうです。

また、壁の切り替わりや会場の雰囲気からインスピレーションを得てつくったというオブジェのような作品も印象的でした。半円の部分は壁に貼り付いていて、ルーズリーフの端っこのようなモチーフは上から吊られています。世界観が物体となり、絵からぽんと飛び出てきたような印象で、特別なわくわく感がありました。

日常から頭を離して作品に浸り、想像を巡らせたり、色に癒されたり、芸術の秋をしっかり満喫した楽しい時間でした。さっそく次の展示も始まっており、今週末が最終。また違う世界観が眺められそうで、とても楽しみです。



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