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下水道の魅力とは・・・どう掘り起こしたらいいのか、悩み考えながら必死にZINE制作中!
「雨が降ったら最後は、川に流れていく。その間にどうなっているんだっけ・・・下水道の何を伝えれば面白そうなのかな・・・。」
東京地下ラボが始動してから、3ヶ月。学生たちは、地中に埋まり、今までの生活で気にすることもなかった【下水道】と正面から向き合っている。
学生たちは、2月に行われる成果報告会で、東京下水道の魅力を若者に伝えるために自ら制作したZINEを発表する。11月から順次開催されたワークショップやフィールドワークで、下水道の現状や未来の可能性を学び、何を伝えたら東京下水道を魅力的に伝えることができるのか、悩み考えながら頭と手をフル回転してきた。こんなにも下水道と向き合うのは人生初めてだろう。
ある班は、ZINEのテーマとして、水再生センターが実は日常から離れた非日常への「冒険」ではないのかと考え、日本で最初の近代下水処理場である、国指定重要文化財「旧三河島汚水処分場ポンプ場施設」に足を運び、撮影を行った。
かつて実際に下水が流れていた地下に潜ると、どこを切り取っても絵になる空間が広がっていた。案内人の方が、写真映えするおすすめの場所も教えてくれた。
30名を超える東京地下ラボのメンバーは、下水道、環境、デザイン、空間、映像・・・バックグラウンドがそれぞれ異なるので、お互いの考え方が新鮮のようだ。どの部分を切り取ったら面白く見えるのか、何を伝えたいのか・・・ぐるぐると話し合い、形にしては壊して、また作っての繰り返し。成果報告会の発表に向け、100部のZINEを制作するため、紙の種類や印刷の方法なども決めていく。初めて取り組むことの連続だろう。
発表まで残すところ約1ヶ月、仕上げのラストスパート、どんなZINEが出来上がるのか楽しみである。