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こだわりを詰め込んだ家。「売買物件」5選 (2024上半期)
2024年上半期、東京R不動産に掲載された数々の物件たち。
その中から「売買物件」の5件をピックアップしてご紹介します。
「この家を持ったら、机や植物をどこに置こうかな」「この壁には絵を飾れそう」などと妄想を膨らませてみてください。
※成約済みの物件もございます。
1.物語のあるリノベーション
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リノベーションという言葉が普及して久しいですが、最近はどれを見ても同じように感じてしまうようにも。元になる建物も、設計やデザインする人もそれぞれなのだから、いろいろな物件があっていいはずなのに。
そんな中「まだ見ぬリノベーション、空間をつくる手法」の確立を目指し、実験的に長い時間向き合って生まれた物件です。そこにある素材たちをどのように次につなげていくのか、プロフェッショナルたちがとことん考えました。
この物件だからこその素材たちと見せ方。ひとつひとつの場所やパーツに歴史や試行錯誤のストーリーが詰まっていて、リノベーションって本来こういうものだったよなぁと気付かされました。
この物件の魅力は、完成形はもちろんですが、つくるプロセスにあると思います。詳細はグループ会社toolboxの連載「工事班の現場通信」をぜひ読んでみてください。
2.羽根木美術館!?
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世田谷区羽根木の住宅街にひっそりと佇む、美術館のようなこの戸建。玄関に入ると、中庭に面したガラス面と階段上の吹き抜けから光が降り注ぐ、なんとも気持ちのいいエントランスがお出迎えします。
外部からの視線は遮りつつ、中庭に向かって開いたデザインは、家族がそれぞれの部屋に分かれつつ、お互いに気配を感じられるのがとてもよい、というのは売主のコメント。
アート好きな方や作家さんのアトリエ、料理研究家の方など、普通のマンション暮らしでは叶えられないニーズのある方には特にフィットしそうな物件です。
土地価格も建築費も高騰しすぎな今、デザインのいい中古戸建をリノベして住み継ぐというのも、いい選択肢ではないでしょうか。
3.異国の感性
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のどかな八王子の住宅街に、ここまで洗練された空間が待っているとは、想像をしていませんでした。斬新かつ、洗練されたデザインが詰め込まれた一室で、どこをとっても美しい空間は、まるで外国のブティックホテルのよう。
靴箱やクローゼット、冷蔵庫置き場など、生活感を感じてしまうアイテムを、上手に隠しながら配置しているのも見事です。代わりに目に入ってくるのは、普通の想像力を超えてくるデザインたち。個人的には、アーチ型のスペースに収まった洗面台に惹かれました。
とことん美しく、凛として暮らしたい方には、堪らない空間になっています。
4.五反田の空中庭園【ルーバルと絵になる部屋】
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なんてぜいたくなこの眺め! 約42㎡の広々としたルーフバルコニーの目前に広がる、あふれんばかりにモサモサな緑。都心とは思えないのんびりとした雰囲気に、しばらくボーっとしてしまいました。
ここは五反田駅からほど近い、レトロなマンションの最上階です。訪れた方はみんな「こんな場所が五反田の駅近くにあったのか!」と、驚くほどの別世界。モサモサの正体は、島津山と呼ばれる住宅街にある清泉女子大学の緑です。
とにかく広いリビングダイニングの使い方は自由。大きなテーブルを置いて、大勢を招くことのできる空間にしても良し、家具を置いて空間を分けて使ってもよし。あえて家具を絞って余白のある空間にしてもよし。
写真撮影をした日もそうでしたが、晴れた日は離れたくなくなる程気持ちのいいルーバル。家族や友人とのんびり食事をするシーンを想像するだけで羨ましくなります。
5.古きを愛でる、リノベ戸建
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貫禄のある木の骨組みや柱。味わい深い木製建具や古材。古民家を改装したようなレトロな雰囲気にリノベーションしています。
リノベーションの際にはただ新しくするだけでなく、古道具屋さんで見つけたガラス戸を使ったり、窓台に古材をあしらったりと、古くから使われてきたものをプラスしているのが、この建物の雰囲気をつくっているポイント。
さらに、大胆な間取りの構成も大きな特徴です。2階の床をダイナミックに抜いた吹き抜けのおかげで、部屋が細かく区画されずに緩くつながって光や風が通り、家族の気配を感じられるようなつくりになっています。
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以上、2024年上半期「売買物件」のピックアップでした。
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