
造形を民主化するアプリ「forger」がスゴい
デジタル彫刻(スカルプト)ソフトというのを知っているでしょうか?
画面の中で、粘土を捏ねたり削ったりするようにして直感的に3DCGが造形できる画期的なソフトのことです。
代表的なのは「zbrush」というソフトで、映画やゲームのキャラクター造形にもバリバリ使われている(最近だと映画『ヴェノム』のコンセプトアートを田島光二さんという方がこのソフトで作られたみたいです)のですが、このソフト、買おうとすると10万円くらいします。
しかも満足にこのソフトを扱おうと思えば、ペンタブレット等も一式揃えなければならないので、なんやかんやで20万円近くになる。
ぼくはこのデジタル彫刻に興味があったのですが、とてもじゃないがそんなお金は払えない。
なので、なんか安くて似たようなアプリないかな、なんて思いつつAppstoreを探してみました。
そしたらありました。
「forger」というipad用のアプリ。値段はなんと300円。
ろくにチュートリアルもなく、表記はすべて英語なので何もかも手探りですが、とても300円とは思えないクオリティでめちゃくちゃ楽しいです。
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↑は初期値。これを3時間ぐらい弄ると、↓のようになりました。
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まだまだ分からない機能も多いのですが、素人のぼくでも20時間くらい触っていればこれくらいのものができる、しかもかかる費用はたったの300円で、デジタルなので特別な材料は何もいらない。
もちろん作った3Dデータはプリンターで出力することもできる。
つまり、誰もが頭の中に思い浮かべた形を、ものすごく低いハードルでリアルに出力することが出来る。
これってけっこうヤバくないでしょうか。
夢が広がります。
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ぼくの3段くらい型落ちしたipad miniでも一応動くので、たぶん普通のipadならどれでも問題なく動くと思います。
正直、絵を描くよりもハードルは低い(絵を描くのも結局は頭の中で造形をしてそれを平面に落とすという行為)ので、少しでも絵が好きな人なら誰でも楽しめると思います。
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