人気ゲームのスマブラ、カービィを生み出したゲームクリエイターとして有名な桜井政博さんがいます。
最近、桜井さん自身がゲームの作り方を語るYoutubeの動画「桜井政博のゲームを作るには」が話題になりました!
何と、自費を投じて、短期間に動画を作り、それを定期的に配信に流していたのです!
素晴らしい、心意気ですね!
純粋にゲーム業界の発展を心から望むから、出来ることでしょう。
その精神は、特許法の「産業の発展に寄与」に通ずるものがあります。
ということで、
桜井さんを発明者名で検索するとどうなるか調べてみました!
桜井政博さんを発明者名に入れ、出願人を任天堂にして検索すると、14件がヒットしました。
全くないわけではないですが、それほを多い件数ではないと思いました。
なお、最後の出願(出願日が一番新しいもの)は、このような請求項の内容です。
キャラクタを選択する画面の機能になります。
なかなか、マニアックな内容です。
ゲームで面白いと感じる部分と、特許を取れる部分は乖離することが、良くあります。
この特許は、そういう意味で、直接的にユーザ体験に面白いに繋がり辛いですが、こういうキャラクタ選択の制限があることで、ゲーム性を変化させるちょっとしたスパイス系の特許かなと思います。
ちなみに桜井さんの任天堂における最初の出願(出願日が古い)は、
になり、ゲームのプレイに応じて難易度変更を可能にするポイントが貰え、それを消費することでゲームの難易度が変更できる特許のようです。
これも、直接的にゲームの面白さというよりは、間接的にゲームの難易度を可変にすることで、ゲームを飽きさせず、継続的なプレイを促す機能です。
Youtubeの直接的にユーザに働きかける面白いゲーム作成のテクニックに対して、如何に特許のテクニックは特殊であることが分かります。
特許は特許のためのテクニックを身につけないと、この特許・知財業界では評価されません。
良い発明者・知財部員になれるよう、スキルを磨いて行きましょう!
執筆/得地