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今の暮らしに必要なのは、”ちょっとした手間をじっくり楽しむこと”


Simple is the best.


複雑なものをよりわかりやすく、シンプルに。
という動きがある今現在。

昔に比べると、私たちの生活は、
どんどんシンプルになった。


食事の準備だって、火起こしから始めたりしないし、
洗濯も掃除もボタンひとつで終わったりする。

昔の人たちは、生活を楽にしようと、
頑張って”今”をつくった。

昔の人たちは、生活を楽にして、
時間をつくって何をしたかったのだろうか...。



「#暮らしたい未来のまち」というお題を目にして、
未来というものをちょっと考えてみた。

しかし、何も思いつかなかった。

「昔の人は、どんな未来を想像していたんだろう」
そう思った。

きっと今の人たちより、夢や希望があって
キラキラしていたんだろうな。

昔と比べると便利な時代になり、
自分に使える時間は多くなったはずなのに、
人々の心は活気をなくし、疲れ果て、時間を持て余しているように見えるな。

そんな事をぼんやりと考えていた。


そしてふと思った。
今の私たちに必要なのは
スマホを見て「疲れをとる方法」「楽な方法」を調べるのではなく
ちょっとした手間隙をじっくり楽しむ時間なのではないかと。


便利になりすぎて、
何をするにも、手間がかかるとめんどくさいと思ってしまうけれど、
実はその”めんどくさい時間”が、疲れ切った心を癒してくれることがあると
私は思う。


例えば、コーヒーを豆から挽いてみるとか、
市販のルーではなく、スパイスでカレーをつくってみるとか、
掃除機ではなく、雑巾がけをしてみるとか….。


きっと、めんどくさ…って一瞬、思うかもしれないけれど、
そのシーンを想像すると、なんとなく時間を贅沢に使っている感じがして
すごく満たされた気分になるはずだ。


ちょっとした手間隙をじっくり楽しむ。
そういう暮らしをできたら、きっと
今の人々の心はもっと豊かになると思う。

生活の中だけではなく、会社や学校などの外のコミュニティでも、
何かしら手間を楽しむという暮らしが生まれたら
昔の良さと今の良さ、両方を楽しめるのではないかなと思った。

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