【うつ病体験】52:責任とは
とことこてーでした。
以前の記事は自己紹介記事から参照下さい。
今回はうつ病に繋がった出来事について
深堀りします。
テーマは「責任」です。
※相当に愚痴の混ざった内容になります。
気分の悪い方はそっと閉じていただいて
構いません。
当時、ある部品の型試作品で
ほぼ全項目試験NG
という前代未聞の案件を引き継ぎ担当して
いました。
(NGは引継ぎ後しばらくして判明)
そのやり取りの中で上司から
度々言われていたのは
「引き受けた以上、君に責任がある」
ということでした。
これには2つの理由から最後まで違和感を
持ちました。
・担当が自分になったとはいえ、上司が
型手配図にサイン(承認)している案件な上
担当者(自分)が設計を知らない
・担当を任されるにあたり、
上司から説明がない
まず、責任という言葉の意味を確認しましょう。
定義から考えると
それぞれ以下の責任を負うべきでしょう。
・担当者(引継者)には
「設計変更し、仕様を満足する部品に修正する」
(1に該当)
・上司には
「担当引き継ぎ時に内容だけでなく担当者に対し
納得いく説明をする」(1に該当)
「型手配時点の設計状況を把握し問題点を洗い
出す」(2に該当)
更に言うと
型手配前には知見者を集めた
設計検討会も行われるので
型手配品については
知見者も「トラブルを予見できなかった」
責任があるはずです。
ただこの知見者、別部署のご意見番で
責任は一切取りません。
結局、納得いく説明もなく、
設計変更だけでなく
型手配時点の設計状況確認も
自分に押し付けられた形になりました。
確認の結果、
根本的な考えの間違いが散見され
型修正できる範囲でいろいろいじるハメに
なりました。
設計変更は関係部署
特に生産技術や製造現場に
迷惑をかけることになります。
説明会で関係部署に頭を下げましたが
まぁ小言の出ること。
当然といえば当然ですよね。
ギリギリの日程で設計見直しを図り
何とか間に合わせたのにこの扱い…
神経がすり減りました。
また、査定についても
「上司に頼って主任としての仕事ができていない」と通常より下げられました。
設計の成り立っていないものを
手配承認しておきながら
上はその責任は取らないのか
と悲しくなりました。
さらに
再発防止の設計検討書も
作ることになったのです。
(時間だけかかる、個人評価対象外)
これで仕事のモチベーションの上がる人が
いるのでしょうか。
責任はそれぞれの立場、役割に応じ分散して
持つべきものと思います。
こんなトカゲの尻尾切りをされてしまっては
された方はメンタルをすり減らすことになり
精神疾患を発症しかねません。
で、見事発症したわけです。
当然、具体的な業界や会社名は言えません。
こんな状況が各所で起こっているのは
うちだけなのでしょうか。
将来どういう立場で仕事をするか
わかりませんが
その立場での責任はちゃんと果たそうと
こころに決めた出来事でした。
本記事を読んでいただき、感謝申し上げます。
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