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リアル70年代〜洋楽女子話㉕音楽と映画・王道ゴットファザー、バーブラストライザンドとか

母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)を抜けて、真面目に、洋楽にハマる。笑

で、映画音楽の全盛期って言うような時期も、ちょうど来てて。

最初は王道な映画音楽、ゴットファザー、ある愛の詩、追憶、マホガニー物語、スター誕生、なんかの話。
次は、ロッキーとかスターウォーズなんかの話。

劇伴奏音楽に力があった時代


ちょうど、私が洋楽にどハマりした、中3の77年前後は、映画の人気シリーズになる作品が続出した時期。
一作目だから、当時はシリーズになるとは思って観てなかったけど。笑
で、普通に映画音楽が、ビルボードにランクインして、他の曲と一緒にラジオでも流れてて。
今と違って、中にはテーマ曲もあるけど良い場面で、バッチリ鳴るような感じ。
で、いわゆる劇伴奏音楽が、ちゃんとシングル盤として、ロックなんかと一緒に聴かれてた時代で。ビルボードの年間100位に5曲とか、入ってるなんて、今じゃ考えられない。笑
日本のラジオでも、ポール・モーリアなんかのイージーリスニング曲が、流れてたし。

映画音楽で有名なのは、60年代にもたくさんあった。
フランシス・レイなんかは、
多分、耳にしたことのある定番は、
映画『男と女』の、♪シャバダバダ〜

今でも、時々テレビ番組なんかでも、流れたりしてるし。
この映画は、66年公開だけど、53年後の物語として、続編が出来てた。ビックリだけど、2人とも老年期に入ってる。笑

なんか、予告観たら、観たくなったかも?笑
「運命の恋が、また始まる」とか言われたら、もう観に行きたくなるけど、もう5年前にやってたなら、サブスクかなぁ。笑

彼は他にも、『ある愛の詩』とかも作った人で、知ってる率は、高い感じ。
この映画が、70年で、続編が、78年公開。これも一応シリーズ。
今も深刻な場面とかに、使われてたりする、美し悲しい感じのメロディー。
オーケストラをバックに、キレイなピアノが上品に鳴る。映画音楽の、王道の見本みたいな音楽。

私はどっちも観たけど、『男と女』は大学生だったから、良さも恋愛もイマイチよく理解出来てなかった感じ。笑
女優さんが、可愛いけど、男性もイケメン。笑
『ある愛の歌』はライアン・オニールが主演。彼は、年齢がちょっと上だったけど、学校にファンはいた。
私としては、洋画は観るのに、「なんで皆んなは、洋楽は聴かないんかい?」って、なってたけど。笑
雑誌の「ロードショー」を学校に持って来てたり。やっぱり音楽より、映像でイケメン観たかった人のほうが、多かったのか?が、宝塚ファンもいたけど。笑
ベルばらの最盛期だったし。
で、私は、ロバート・レッドフォードのファンだった。その後、彼がおじさんになるまでは、推し。
イケオジになってからは、ハリソン・フォードと、ブラピ推し。
私も、ロッド・スチュアートのことは、とやかく言えないかも?ブロンドのイケメン好きだから。笑
プラピが、全然老けないから、いつまでも彼が推しかも?はある。

ボール・モーリアは、自分たちのオリジナル曲もヒットしたけど、人気映画音楽を、自分のオーケストラでも演奏、録音もしてた。後に全部映画音楽のアルバムも出してたし。
歌詞ナシのインストゥルメンタル曲が、まあまあ聴かれてたって時代でもあったのかも?
アレンジは、クラッシック寄りな感じが多かった印象。上品で、オシャレな感じとか。
中にはJAZZを使ってた映画もあったけど。マイルス・デイビスが吹いた、『死刑台のエレベーター』とか。アレもカッコ良かった。映画も白黒だから、かなりの年代ものだけど。笑

口づさめる映画の曲


今、ポップスの有名アーティスト以外で、映画やドラマの劇伴奏用を書いてる作曲家の名前を、すぐに言える人はそう多くはないのでは?
私の前からの注目は、坂東祐太だけど、最近はあまり曲書いてないのか?仕事が外に出てないからだけかも?だけど。
名前が知られた作品だと、テレビドラマの『大豆田とわこと3人の元夫』の音楽の人。

挿入歌で、こんな感じのも。
米津玄師のオーケストラアレンジも、やってる人。

彼の話は、また改めて。
芸大作曲卒、バリバリの現代音楽で若い時に賞も取ってるし、もう今や凄い人なんだけど。
他にも何人かいるけど、名前はわからなくも、「あの曲!」って、口ずさめる曲ってある?笑な人が、多いかも?
関係者なら知ってるかも?だし、映画・アニメオタクならいるかも?だけど。
映画と音楽の両方に詳しい人ならいるかも?のレベルかなぁって。
が、当時は、皆んながわりと知ってた。
作曲家の名前までは、知らなかったけど。
スターウォーズのテーマは、かなりの人が、鼻歌で歌えるのでは?なんなら、ダースベイダーのテーマまで。笑
サントラ盤、いわゆるサウンドトラックのレコードが、馬鹿売れしたりした時代もあったのよね〜。
今は、人気作曲家でも、もうなかなかサントラ盤のCDは出ないし、音源もSpotifyにもなかったり。
色々な物が、時代で変わるんですね〜。笑 

映像と音楽は離せない


今は映像編集を、自分でする人も多いから、わかる人も多いかも?だけど、映像って、人が何か話すか、音楽や効果音が何か入ってないと、シーンってなると、何秒か1分足らずで、飽きてきちゃう。笑
人間は、視覚に頼ってるけど、意外にやっぱり聴覚は大切なんかも?
本当の無音の部屋は、恐らくめちゃくちゃに落ち着かないのでは?って。笑
それぐらい、映像と音楽はセットで切り離せないところがあると、個人的には感じてて。
同時期に、音楽が印象的な映画がたくさん公開されて、ラジオでもそのオリジナルの曲が、バンバン流れてたかなぁ。
音楽聴いただけでも、観に行きたくなるぐらい、優れた曲が。

王道の映画音楽

王道路線も、この時期の前後に、シリーズになる作品が公開されていて。
『ゴットファザー』が、72年。
50周年記念の予告がコレ。

なかなか、あのテーマ曲が流れて来ないけど。笑
この音楽も、皆んなが口づさめる感じは、かなり高い。『ゴットファザー』だって知らなくても。
作曲家もイタリア人のニノ・ロータにしたのは、良かった感じかも?
音楽だけなら、こっち。
オーケストラサウンドが、コレも悲しくて美しい。

私にはちょっと前の映画だし、大学生になってから、名画座で観たけど、恐ろしい家族の話やなぁ…の感想で、コレもイマイチわかってなかった感じ。笑
中学時代は、パート2とかやってて、「なんで、ゴットファザーばっかりなん?」って、思ってたぐらいで。笑
パート2が74年、3が90年。
で、日本では『仁義なき戦い』が始まったし。笑
「ゴットファザーに影響されて、ヤクザ映画なんか?」って、私みたいな中学生に思われてる時点で、どうかと思うけど、やっぱりそうだったって、近年知って笑えた。
男性陣には人気があったよね〜。『仁義なき戦い』とかの、任侠映画。
そして、『新・仁義なき戦い』で作った、布袋寅泰の曲を、タランティーノ監督が気に入り『キルピル』で使われて、世界に流れることになって、ビックリだなぁって。

が、自分もファミリー笑を持ってから、しばらくして、たまたま原作の小説を読んだら、めちゃくちゃに面白くて、ハマった。
昔は知らなかったけど、脚本に原作者がちゃんとコミットしてるから、映画もあの仕上がりか?な感じかも?
小説が、元々3部作(2部+後日談)の構想で、それを見据えて1を作ったから上手くいったのは、あるのか?
が、一冊が文庫本で、1、5センチぐらいの分厚さだから、そりゃこの内容を2時間の映画にしたら、あんな感じになるのは、理解出来た。笑
普段は、原作を気に入った映画は、出来るだけ観たくない派なんだけど、コレは反対のパターンで。
多分、映画を気に入った人は、原作読んでも、かなり面白いと思う感じで。
中味が濃いから、映画とは違う楽しみ方が出来るかなぁ…って。

追憶のバーブラ・ストライザンド

で、翌73年は、映画『追憶』が公開になり、ラジオでは75年になっても、まあまあ流れていて、バーブラ・ストライザンドは、イヤでも耳に入ってきてましたね〜。が、この曲が良い曲で、歌も上手いから。

映画はラブストーリーだけど、学生運動と関係があり、学生時代から付き合って、結婚して。上手くいかなくて、離婚してお互い再婚して、また出会うけど、友達には戻れないって感じの話。
バーブラの相手は、レッドフォードだから、そりゃ見なきゃで、中学生で観てみたが、やっぱり、色々とサッパリわからんかったんだと思う。笑

作曲家は、マーヴィン・ハムリッシュ。
ちゃんとフルネームも最近まで、知らなかったぐらいだけど。笑
色々賞を取った人なことは、知ってたかなぁ。エミー、グラミー、アカデミー、トニー、ゴールデングローブ、ピューリッツァーの各賞を、全部制覇してる。
もう1人の全制覇は、舞台やJAZZのスタンダードナンバーで有名な、リチャード・ロジャース。
もう、こんな活躍の仕方をする人は、出て来ないかも?のオールラウンダーな感じが、凄い。
詳しいことが、あんまりわからなくて。
映画や舞台は作品名があるけど、テレビ関係がイマイチわからない。
が、もうアカデミー賞も、何回も取ってる。解説を読むほどに、何の曲でどの賞取ってるのかが、マジでわからなくなる人で。笑
ともかく、舞台と映画の
『コーラスライン』の音楽を作っただけで、普通の作曲家の、一生レベルの業績では?な人で。

この『コーラスライン』の『One』って、曲はカッコ良いし、メロディーも好き。
ミュージカルの中でも、この作品はストーリーより、とにかく歌と踊りで見せる作品だから、音楽が良くないと…だし。 音楽が良い。
で、この『追憶』の
『The way we were』は、曲は甘くて、切ない雰囲気。バラードだけど、苦味もちょっとある感じで。作曲も、もちろんハムリッシュ。
苦味もある感じが、採用された理由かも?な、色々とお騒がせした?笑の、ネスカフェの日本のCMで、かなり長く流れてた曲。バーブラバージョンで。ネスカフェの話は、こちらから

歌姫対決?ダイアナ・ロス
vsバーブラ・ストライザンド


75年と6年には、王道映画音楽で、主演も、歌姫どうしの映画が、公開。
この2曲も、ラジオでよく聴いたなぁ。
先に公開が、ダイアナ・ロスの
『マホガニー物語』、75年。
デザイナーを夢見て、モデルから成功していく、女性のサクセス&ラブストーリーな作品。
テーマ曲として、ダイアナロスが歌ったのが、
『Theme from Mahogany (Do You Know Where You're Going To』
『マホガニーのテーマ』って、呼ばれてる曲。
で、コレも後の80年代に、ネスカフェのCMに起用されてる。笑
が、バージョンは、映画のこのバージョンとは、ちょっと違うみたいだけど。
ネスカフェ、モアアゲイン。笑

作曲は、マイケル・マッサー。
映画音楽自体も、マイケル・マッサーになってるけど、作品を見てると、劇伴奏作家じゃなくて、基本的には歌モノって呼ばれる、普通のポップス曲の作曲だけやるタイプの人な感じ。歌詞は、ほぼ他の人と組んでる。
歌姫と組む率も高めの作家の感じで、ダイアナ・ロス、ディオン・ワーウィック
、ロバータ・フラック、バーブラ・ストライザンドとか。
男性向けも、ジョージ・ベンソンとか、
テディ・ペンダーグラスとか、全体に甘くて、メロウな曲を歌うパターンの人が多めな印象。
ずらっと、ヒット曲が並ぶ中で、個人的に一番好きなのは、ホイットニー・ヒューストンがカバーした
『Saving All My Love for You』
(邦題すべてをあなたに)かなぁ。
元は、デュエット曲だったんだけど。

バーブラストライザンドは、前の映画から、まだ3年?とかで、またヒット作。
この時期、彼女は無双してたなぁ。
次のは、私がラジオでイヤになるぐらい聴かされた感のある、映画の
『スター誕生』の
『A Star Is Born』予告編がコレ。

実は、この映画は、30年代、50年代のは映画界が舞台で、映画になってて。バーブラ版が3度目の映画化で、コレは音楽の世界。
で、ご存知、最近の2018年には、レディー・ガガ主演で『アリー、スター誕生』で、また映画化されてた。昔、日本でも江利チエミ主演で作られてる、ど定番な映画だったようで。
レディー・ガガは知ってたけど、昔から何回も映画になってたとは…だったなぁ。テレビでも、ドラマ化もされたり。
女子のサクセスストーリーは、元気が出るから、文句もないし、応援したい。

音楽全体は、ケニー・アスチャーって作曲家、ミュージシャン。自分のアルバムも出してる人が担当。
が、この愛のテーマと呼ばれてる
『Evergreen』は、作曲はバーブラなんだよなぁ。凄いな!バーブラってなる。中学生だった私は、「芸達者やなぁ」って、思ってた。
何目線な感じだけど。笑
その後、映画監督までやるし、本当に多才な人だなぁって。
元が女優志望だったのは、最近知ったけど、歌えて、作曲出来て、演技も監督も出来るってね。特に女性では、少ないタイプかなぁ。
曲だけじっくりは、こっちで。

この人も、アカデミー、グラミー、エミー、ゴールデングローブ、トニー賞って、トロフィーコレクター。
70年代、彼女よりレコードが売れてたのは、ビートルズと、プレスリーだけって読んでも、実感的には納得な感じ。
彼女の歌は、♪ハーアーとかウーウーで始まる率が高いって、勝手に思ってたなぁ、当時。笑

で、そんな王道の音楽を使った映画を、まあまあ観てきた。
が、私が音楽が好きだったのは、そことはちょっと違う方向の、ロッキーや、スターウォーズだった。

その話は、次回に続きます。
淀川長治さんテイストで、
「それでは、また自習会いましょう。さよなら、さよなら、さよなら」笑

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