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リフィルと紙もののお店を立ち上げたワケ
最近。
本当に唐突に、ネットショップを立ち上げるに至りました。
▲ 詳しくはこちらで
もともとは、メルカリで自分で作った作品を販売したりしていました。
自分で撮影した写真がメインの作品です。
▼ キッカケになった話はこちら
もう一度写真展をやりたいという思い
写真を本格的に趣味として始めたのは19歳の時なのですが、それから数年間の間で、何度か写真展を行いました。積極的だったなぁと思います。本当に。
20代半ばで体調が崩れていき、カメラを諦めた方がいいと言われ、写真を撮ることを封印するしかないのかと思っていました。
▼ 体調についての記事はこちらで詳しく書いています
実際に、カメラが重くて重くてしょうがないのです。
大好きだった接客業も、写真を撮ることもやめた方がいいと言われ、とにかく絶望し、生きるなと言われているような気がしていました。
それでもやっぱり、写真が好きで。
カメラを持ち歩く必要がないよう、家の中で写真を撮っていました。YouTubeを始めたのも、最初は手帳とは関係なく、家の中でできることを探した結果だったりします。
手帳を始め、wish listを書いたり、セルフモニタリングをしてノートに今後のことを書いていたら、ある時「もう一度写真展をやる」という言葉が出てきたのです。
「えっ?!」
と、思いました。
自分自身で、「へぇ〜・・・やりたいんだ」と。
まずそれが、心が動く出来事として起きたことです。
写真集を作ってみたくなって勢いで作る
もし写真展をやるなら、写真集を販売してみたいな〜並べてみたいな〜という思いに駆られ、気がついたら行動に移していました。
ほぼ勢い、見切り発車とはこのことと言わんばかりの行動力で、気がついたら完成させて、初めての工場印刷を経験しました。
どんな色味で、どんな仕上がりかも分からずドキドキもしたんですけど、何十万とか何百万とお金を支払っているわけじゃないので、この経験は何事にも変え難いものだ、という気持ちでいました。
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▲ まだ全貌は未公開ですが、左下の大きめの作品が写真集です
自分の撮ったものが形になったという感動
写真集が届き、手に取った瞬間、手が震えました。
震える手で、一ページ一ページめくり、表現できないような感動があり、気持ちが溢れ出しそうでした。
何年間分の自分の歴史が走馬灯のように流れていくような感覚。
こんなに綺麗に印刷してくださってありがたい、その気持ちでいっぱいでした。
12ページの予定を24ページにし、20冊のところを30冊に変更するなどしたのですが、ページ数はさらに倍であってもよかった気がするし、冊数ももっと増やしても良かったかもしれないとさえ思います。
工場印刷への興味
ネットショップを意識し始めたのが、この頃です。
メルカリで細々と作品を販売していても、ネットショップを持つことは考えられないと、本当はずっと思っていたんです。
けれど。
・写真集を写真展で販売するだけでなく、ネットで販売することも考えたい
・ネットショップを持つならば、今までの作品と新しい作品を並べたい
このようなことを考えるようになりまして。また、さらに
・写真集のように、写真をより美しく印刷してくれるところを探したい
・自分で考えるデザインは家庭用プリンターで限界がある
とも思い、印刷所を探す旅が始まりました。
実際に動いてみて、調べてみて、難しいなあと思うことが沢山あったんですけど、写真に関するエネルギーというのは、昔から変わらないなぁと。
私は映えるような写真は撮らなくて、とにかく10代の頃から『日常』を愛し、切り取ってきたのですが、その【日常を愛す】ことには、なんだかエネルギーが注がれるようです。
手帳へのモチベーションの低下と生活の変化
手帳への愛はあり、書くことも好きで、デコへの興味も失われてたわけではないんですが、「やりたいことはやりきったな〜!」という感覚があったり、心理的にも自分なりにはかなり成熟し遂げ、自己実現もできてきて、「なんだか満足してしまったな?」というような感覚に満ちていました。
引退っていうんですかね・・・寂しいなあそれも・・・という気持ちはもう日々頭の中をぐるぐると。
たぶん、エネルギーのベクトルが変わってきたんですよね。
成長したり、落ち着いてきたりして。
あと、少し体の変化も感じ、時間の使い方を変えたくなってきたのも本音。
そういう時って、新しいことを始めたかったりするんですよね。
今までの延長線上ででも。
自分の人生のタイムリミットを考えてみた
冒頭の方でも私の体のことについて少し触れましたが、自分の病気こそ判明したのは1年半ほど前ですが、体調が優れないのは若い頃からずっとで、そこには長い月日があります。
病気と分かって、病気について調べたり学んでいたのですが、ある時期。
たった数ヶ月の間に、同じ病気の方の訃報を複数聞き、体がゾッとしました。
他の色々な病気にもなりやすく、一般的な寿命よりは短いとも言われています。
そういった情報と、実際に見聞きした話によって、より
「今やれることをやらなくっちゃ!」
と、強く思うようになりました。
こういう感覚は、なかなか持てるものではないだろうし、同じ状況にならないに越したことはないのだけど、なかなか何かを始められない人には、
「明日はあるとは限らないし」
精神で臨んで、失敗も経験値として恐れず楽しんでチャレンジしてほしいなと思います。
期間を設けず、自分に優しくやっていく
こんな風に、実は手帳に書いたことから始まって、今に行きつきました。
写真展は実際に行うまでは分かりませんが、ネットショップはありがたいことに、沢山の方に購入していただいていて、感無量です。
嬉しくてびっくりしたことの一つに、noteでお知り合いになった方が、お店で商品を購入してくださっていたという出来事があります。
ご丁寧にメッセージをくださっていて・・・興奮して感激してその日はなかなか寝つけませんでした。
ネットショップについては、期間限定で(写真展終了まで)やるのか、長く続けていくのかは未定です。決めずに、プレッシャーをかけずにやっていこうと思っています。
▼ お店の名前はLukka(ルッカ)と言います
ご興味がありましたら、ぜひ遊びにきてくださいね。
手帳のリフィルに使えるように作っていますが、いろいろな用途で使えるようにデザインしているつもりです。
▼ この記事を書いた人 ▼
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。