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現状の外に出たいと思っている人へのヒント ~映画『ギルバート・グレイプ』の感想をコーチング視点より~
おはようございます。
苫米地式コーチング認定コーチのトコマ (The Coach Tokoma)です。
映画『ギルバート・グレイプ』をみました。
現状の外に出たいと思っている人へのヒントとなる映画
だと感じました。
【あらすじ】
警鐘塔に登るのがクセの知的障害を持つ少年、家から出られないほど肥えた女、大スーパーマーケットの前でひっそりと商いをするよろず屋、突如出現したハンバーガーチェーン店・・・など、象徴的な要素をうまく使って表現している。しがないよろず屋の店員J・デップは、トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける少女(J・ルイス)の出現によって、袋小路のような自己の生活を見つめ直していく。
理想と現状とのギャップに
ジョニー・デップ演じるギルバート・グレイプはアイオワ州の小さな町で生まれからこの町を出たことがありません。毎日いろいろ小さな事件が起きながらも、大きく変わり映えのしない日常を悶々と送っています。
そんな生活の中、ジュリエット・ルイス演じるベッキーが現れます。
ある時、ベッキーからされた質問について、ギルバートは答えます。それをきっかけに、ギルバートは変わろうとしていきます。
しかし、理想と現状とのギャップにイライラしていくギルバート・・・。
認知的不協和が起きたら
イライラするのは認知的不協和が起きているからです。
認知的不協和とは2つの矛盾している認知を同時に持った時に起こる不快を感じている状態。
「本来こんなところにいるはずのない自分ではあるけども、現実は・・・」といった感じでしょうか。
ギルバートもこれに似たような心理状態でイライラしていたのだと思います。
このような矛盾を感じた時には、理想側にいる自分のリアリティを高めることが有効です。
例えば、理想側にいる自分を頭の中で描いてみること。
そのときの心身の状態、言葉、態度、姿勢、服装、しぐさ、人間関係、周辺の環境を具体的にイメージしてみます。
それらを繰り返し、こちら側(理想側)が現実であるかのようにイメージしていきます。
理想側のイメージがリアルであればあるほど、自然とそちらの世界を達成するように無意識が導いてくれます。
そして、できるところから行動していけばいいんです。焦らずにゆっくりと・・・。
現状の外側にゴールを設定することの意味
その理想側がゴールの世界です。このゴールを設定することで、意識的に認知的不協和を起こします。
それを解消するためのエネルギーと創造力が生まれてきます。
そのゴールが現実の外であればあるほど、そのエネルギーは強くなり、豊かな想像力が発揮されるのです。
僕たちコーチは現状の外側にゴールを設定することをおすすめしています。思いっきりぶっ飛んだゴールを設定してみてください。
ゴール設定のポイントについては以前に書いたこちらの記事をご覧ください。
今回は以上です。
こちらの内容があなたを活かすヒントになればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。