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【映画感想】🚨ネタバレあり🚨|キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド

MCU映画35作品目「キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド」
みてきたので感想書きます。


🚨ネタバレ注意です🚨
※以下作品のネタバレを含みます
キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド
ファルコン&ウィンターソルジャー

ネタバレなし感想も書いているので
よろしければご覧ください。


また、以下の記事に自分のMCU歴を書いています。
よろしければをご覧ください。


🎬映画情報とあらすじ

タイトル :キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
制作国  :アメリカ
上映時間 :118分
日本公開日:2025年12月14日

貴重な新資源に関する条約締結に邁進する、新アメリカ大統領のサディアス・ロス。彼はかつて「ハルク・ハンター」という異名を持った軍人だった。2代目キャプテン・アメリカを襲名したサムは、その条約締結の裏に隠れた陰謀を明らかにするため、象徴としての苦悩と闘いながら奮闘していく。

🎬サムの苦悩

キャラクター的にサムって冷静で我慢強くてあんまり悩まなくてなんでも卒なくこなす印象がありますけども、ファルコン&ウィンターソルジャーでは血清を打っていないことやキャプテン・アメリカのシールドを受け継げないという苦悩がありましたよね。

ドラマで一通り折り合いをつけたことで、血清は打たないもののシールドを持つようになったし、キャップとしてふるまうようになったしで、じゃあこれからどうなるかっていうポイントがこの映画の見どころの1つだと思っていたけど

シールドの使い方うまくなりまくっててすっかりキャップになってたなあ。
相変わらずなんでも卒なくこなすんだね。って安心した。

一方、そういう性格だから内面の変化が見えにくいかもしれない。だから映画としては大きく心が動くものではないかなって思ったなあ。
ただ、いちいち深刻に悩んでいつまでも情緒不安定なキャラクターよりサムのように飄々とやってくれ右方が断然好きだから、自分としてはよかった。

一応、バッキーとのやり取りで「キャップは希望、お前は目標になれる」って言語化できたことによって、サムのキャップ化が完了した感じはあるから、変化がないわけではなかったし、血清を打たないことをポジティブに表現できるのはすごいなと思った。

🎬インクレディブル・ハルク要素

昨今のMCUをみていて感じていたことの1つに、ぽっと出のキャラが我が物顔しすぎてユニバース設定いるんかっていう気になる点があったんだけど

今回みたいに過去作からのキャラを表舞台に出して深堀するっていうのはやっぱりいいよなあって思った。そりゃあ新キャラなしってのは無理だろうけど、ここ最近のMCUはあまりにもユニバース感がなくてただただ伏線張りまくってろくな回収をしないっていうパターンが多かったから、うれしかったなあ。

サンダーボルツへのつなぎとしても機能しているし、納得感があった。
サンダーボルツにはまったく期待してないけど…
能力ある負け犬たちみたいないつまでやってんだよって設定がもう好きじゃないわ

しかしインクレディブル・ハルクはもはやMCUとは呼べないような曰くつき。
まずディズニー買収前の作品だから制作会社がパラマウントだし
ハルク役のエドワート・ノートンがめんどくさくてマーク・ラファロに交代しているし。エドワード・ノートンて二重人格の役多いよなあ
ロス役のウィリアム・ハート氏が亡くなってハリソン・フォードに交代している。

様々な壁を乗り越えて今回のクロスオーバーだから、余計によかったと思えるなあ。

レッドハルクの描写もよかった。顔がハリソンフォードになるとかっこいいんだな(笑)
出番は多くなかったけど細かいところに過去ハルクのオマージュがあったし、建物やドローン破壊から伝わる圧倒的パワー描写が、血清を打っていないサムとの対比になってスリルがあった。インフィニティ・ウォーのサノスVSトニーを思い出したなあ。
だからなおさらシーハルクってなんだったんだよ…

🎬日本がそのムーブはないっしょ

この映画、なぜか日本がやたら登場してアメリカと対立する流れがある。まず今の日本政府のムーブとしてアメリカにNOを言うのかどうか、日本国民のみなさんは疑問を持たれたんじゃないかなあ。

もっとまじめに言うと先の大戦の経験や憲法がありながら日本が安易に他国と、しかもアメリカと対立するような判断をするのか、いくらアダマンチウムが欲しいとしても。

どう考えても日本のムーブではないし、いくらでもあの動きをするであろう国はある。

そこで考えました。なぜあの立ち位置で日本が起用されたのか


考察1 リアルすぎてむり!

前述の通り、資源を理由に(あと裏切られたとかを理由に)アメリカと対立まっしぐらになれる国はいくらでもあると思うが、映画とはいえそれはリアルすぎてできなかった説。
でもさ、現実の社会問題や国際問題をテーマに入れて作品自体をポリコレ温床にしてきた人たちさ、これは映画ですからみたいなスタンスを取るのはずるいよなあ。

考察2 こんなん誰でも怒るっしょ!

制作陣が日本とアメリカの関係についてあまり知らないかも…?
いや、これは可能性が低いはず。国民の政治への関心度を考えればそれは考えられない。今までの日本とアメリカの関係を考えるはず。
日本人が作ったならあり得そうだけど…。

考察3 おっしゃのっかったろ!

日本の尾崎首相役をされた方は平岳大さん。ドラマ「SHOGUN」のメインどころ、石田三成をモデルにした石堂和成を演じられた方ですね。
これもうSHOGUN人気に便乗してるでしょ。平さんの顔映すシーン長いし、アンソニー・マッキーに微妙な発音の日本語しゃべらせてさあ!(笑)これで確定!


と、いくつか考えましたけども、この映画は本当に日本びいきで不思議な雰囲気がある。
ロス大統領の娘との思い出が、桜をみながら散歩するという突然の新設定、ラストのバトルシーンはワシントンD.C.の日本が寄贈した桜並木。
そしてその桜を寄贈した、元東京都知事の尾崎行雄氏の名前からとったと思われる尾崎首相。
日米の対立構造も日本の貶めないように配慮されていたし、なぜか日米の親睦を確かめようみたいな印象だったなあ。

それに反してこの映画、日本の映画のプロモーションに「日本」というワードが使われていないように思うんだよなあ。知らないだけで使われてるのかなあ。

余談だけど2024年12月27日公開の「ソニック×シャドウ TOKYO MISSION(原題:Sonic The Hedgehog 3)」はタイトルにTOKYOって入ってるけど日本は少ししか出てこないもんなあ。

何が言いたいかというと、日本で映画のプロモーションをしようと思ったらちょっとの日本要素でも誇張したはず、と思うんですよね。
ましては今回のようにバリバリ物語に絡んでくるならなおさらさあ。
ディズニーが情報しぼってたのかな。

まあいいや。吹き替えも見に行こ。


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