『古事記ディサイファード』第一巻049【Level 6】 剣を追え!(5)
【解答16】
太郎坊阿賀神社から半径66キロメートルの円周上、南西の方向、方位角250度、豊能に走落神社という古い社がある。
豊能走落神社の古事記の中に特に直接的言及は無い。残念ながら織田信長の兄の織田信広の焼き討ちに遭った際に所蔵されていた貴重な古文書が悉く消失したらしく、相当古くから存在していた由緒ある社であること以外に縁起詳細が不明になっってしまっている。
その後周辺神社群との合祀を重ねているので元々のご祭神がどなたでいらっしゃるかもはっきりしない。
全く神社を焼き討ちにするとは許しがたい暴挙であり悔恨の極み、残念至極だが、とりあえずこの走落神社を八重垣の一座標と仮定してみることにしよう。
赤神山-宗像神社ラインとの角度が66°である。
まるで、「そう、走落神社でいいんだよ」と親切にサインを送ってくれているようではないか。
当然ながら熱田神宮、赤神山、走落神社は一辺が66キロの二等辺三角形である。
底辺の長さは130キロで方位角は260度だが、260は130の倍である。これも意図したもののように思えてならない。
その頂角は160度、底角は10 。垂直二等分線の方位角は170度である。
【ミッション17】第六の垣
豊能の走落神社を中心とする66キロメートルの円周上に何が存在するか検証せよ。
さあ、これで〈垣〉が五本になった。
あと残るは三本である。
今のところ突き止めた中で最も西側の座標は走落神社だ。
あと三本で出雲へ至るだろうか?
さて、富士山と走落神社を見つけた時と同様に、地図上で豊能の走落神社を中心として半径66キロメートルの円をコンパスで描いてみよう。その円周上の西側に神社か山は見つからないだろうか?■
(つづく)
※ 最初から順を追って読まないと内容が理解できないと思います。途中から入られた方は『古事記デイサイファード』第一巻001からお読みいただくことをお薦めいたします。
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