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『古事記ディサイファード』第一巻011【Level 1】超圧縮版漫才風古事記 これだけ読めば暗号が解ける (7) ミッションへ突入


 おちゃらけはこれぐらいにして、解読に必要な要素は全て提示したので真面目に謎解きフェーズへと突入しよう。
 さっそく次々に課題を出していくので知恵を絞っていただきたい。

【ミッション1】暗号鍵


 古事記の暗号解読において最重要なキーワードとは何か? 二つ列挙せよ。
 最も重要視すべき古事記暗号解読のキーワードとは何だろうか?
 いずれも前掲の超圧縮版古事記の中に登場する言葉である。
 全くの当てずっぽうでも全然構わないので二つ列挙してみていただきたい。■

【宿題】


 超圧縮版古事記のなかで、 これはもしかすると何かの暗号ではないかと思った箇所は無かっただろうか?
 怪しいと思った箇所に蛍光ペンなどのマーカーで線を引いてみよう。


【解答1】

 古事記の暗号解読において最も重要なキーワードとは〈八重垣〉である。
 そして〈八岐大蛇〉である。 
 なぜそうなのか、本書を読み進めるに従って明らかになっていくだろう。
 八重垣とは古事記ではスサノオが作った八つの垣である。
 英国の日本研究家で俳句を英訳した最初の人物でもあったバジル・ホール・チェンバレン(Basil Hall Chanmberlaiin)は古事記における〈垣〉を fence と解釈し、〈八重垣〉を eight-fold fence と訳した。
 また、〈八岐大蛇〉は The Serpent with Eight Heads〉と訳した。
 この訳は暗号的にも非常に正しいのである。

【宿題】理由


 なぜ八重垣と八岐大蛇が最も重要なキーワードなのだろうか?
 理由を説明せよ。

 さて、古事記の紹介を一通り終えた今、暗号解読に必要な核心的情報は全てご紹介したので解読の条件は揃っている。読者のみなさんにはゆっくり謎解きに挑戦していただきたい。
 たったこれだけの情報でいきなり解けと言われてもなかなか難しいと思われるに違いない。
 しかし、ステージ1をクリアしただけで読者諸氏はぐっと核心に近づいている。せっかくなのでステージ2に進む前に一度立ち止まってステージ1を読み返し、ご自身の頭でじっくりと考えてみることをお薦めしたい。
 何が暗号なのか……。
 一体何を伝えようとしているのか……。
 できれば古事記の読み下し文書籍の該当箇所を紐解いてみるのがより一層謎解きを楽しめるに違いない。
 このミッションの解答は本書全体に渡って書かれてあることなのでお預けにしておくが、まずはいろいろと想像を巡らせてみていただく事が非常に大切なプロセスなのである。■

【解答2】


 本書の以降のページ全てが〈ミッション2〉の解答である。
 そういうわけで当然ながらここは正解できなくて当然である。

(つづく)

※ 最初から順を追って読まないと内容が理解できないと思います。途中から入られた方は『古事記デイサイファード』第一巻001からお読みいただくことをお薦めいたします。

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